【やっぱり母親にもメリットいっぱい♪】母乳育児でいくべき理由3つ
もうすぐママになる方。
母親になって、母乳育児をはじめたばかりの方。
さまざまな方がいらっしゃると思いますが、
「続けられるのかな」と正直不安に思われていることも多いかと思います。
けれども、せっかく始めたのなら、できるところまで、
母乳育児をがんばってみませんか?
母乳育児は赤ちゃんだけでなく、ママさんの身体にもすごく大きなメリットがあるのです。
私の育児経験からみた、母乳育児のメリットについて、お伝えしたいと思います。
母乳育児のメリット① 栄養バランス抜群
母乳には、‘完全栄養食’と言われる牛乳と同じ成分が含まれていますが、さらに、消化機能の未熟な赤ちゃんにとって、最適な配合がなされています。
たとえば、たんぱく質は消化しやすいよう牛乳よりアルブミンが多めになっています。
また、脂質を分解するリパーゼが同時に含まれていることや、糖質には乳糖が牛乳の約2倍も入っており、カルシウムの消化吸収率が上がることなど、まさに赤ちゃんに適した《完全栄養食》です。
また、母親の体免疫成分も豊富に含まれており、特に初乳と呼ばれる出産後3日までの母乳には、ふんだんに含まれているため、それらが赤ちゃんの健康を守ります。
よく、母乳は「赤ちゃんが生後1歳を過ぎたら栄養分が薄くなるので、飲ませても意味がない」と言われます。
母乳は赤ちゃんの必要度に応じて栄養成分や分泌量を変えてくれていますが、栄養分がなくなってしまうことはなく、やはり赤ちゃんが卒乳するまでは免疫成分もちゃんと届けることができます。
そのため、母乳を飲んでいる間は、便秘をしにくかったり、風邪にかかりにくかったりという、メリットが得られます。
ただし、母親の食事の内容によって、母乳の栄養バランスは崩れてしまうことがありますので、やはり授乳中はママも食事に気を付けていきましょう。
母乳育児のメリット② おっぱいが心の安定剤
誰しも子供の頃、お気に入りグッズがあったはず。ぬいぐるみ、タオル、ハンカチ…。それを持っていると安心して、片時も手放せなかった思い出があることでしょう。
母乳で育てられている赤ちゃんの、いちばんのお気に入りは‘ママのおっぱい’です。触れているだけで落ち着いて、やがてスッ…と眠りに入ってゆく。
それくらい癒し効果のあるものです。
そしてその姿を見ている母親も、とても気持ちが落ち着いて、一緒に眠りそうになったりすることもあるくらいです。授乳の時間は、母親の心の安定剤にもなるものといえます。
そんなメリットもあるおっぱいタイム、その時はぜひスマホやテレビはやめて、赤ちゃんをみつめながら、一緒にリラックスして、貴重なひとときを存分に味わってみてください。
母乳育児のメリット③ 母乳育児は丈夫な子に育つ
これは体感的なものなのですが、母乳育児の赤ちゃんは、保育園などの集団生活に入った際に、熱が出てお休みすることが少ないように感じます。保育園で初めて迎えた冬でも、発熱で休んだのは2日だけでした。
その根拠は、おそらく母乳に含まれている免疫成分が関係しているものと考えられます。
母乳はそのものにも殺菌効果があり、ミルク育児のように器具の消毒は必要なく、手軽に飲ませることができるというメリットもあります。
またミルクであれば、調乳後20分を過ぎたあたりから細菌が繁殖し始めますが、母乳は搾乳後4時間ほど常温保存が可能と言われています。
私は、外出で外気に触れたあと、うがいのできない赤ちゃんに、母乳を飲ませてその殺菌効果で喉も洗い流してしまう、というイメージで授乳をします。
特に冬場の風邪が流行っている時期には、効果てきめん。鼻水が出て風邪っぽいなと思っても、そう悪化することはありませんでした。
このように、たくさんのメリットがある母乳育児。赤ちゃんとのおっぱいタイムがとれるのは、日本では平均約1年。ぜひぜひ、トライしてみてくださいね。