母乳トラブルの痛みに決着をつける!
母乳育児を楽しむために
母乳育児をしているママさん、乳腺炎などのトラブルを経験したことはありますか?
乳腺炎になったことがある方は、「この痛みは乳腺炎になったことがある人にしかわからない」とみなさん言われます。本当に痛くてツラい乳腺炎、中には陣痛よりも痛いという方も…。
そんなツラい思いは誰だって経験したくないですよね。母乳育児を楽しむためにも乳腺炎トラブルについての知識を身につけ、もしもトラブルにあってしまった時でも初期段階での対処ができるようになりましょう!
乳腺炎の症状別対処法
まず乳腺炎の原因として、うつ乳から乳腺炎になる場合と細菌による乳腺炎になる場合がありますが、
おもにうつ乳からなる方が多いです。
うつ乳とは、前回の授乳から3時間ほど経過したときの乳房が重たくなったような感じがする状態で、
一時的なものは誰にでもあるものです。
ですが、授乳後でも乳房がスッキリせずに重たい感じがそのままある状態の時は
“慢性的うつ乳”といわれ、母乳トラブルになりやすいので要注意です。
乳腺炎の初期症状「うつ乳」
しこりになっていて赤く腫れて痛みがある状態です。風邪症状ともよく似ており、発熱を伴う場合もあります。この時の対処法としては、まずは温めずに冷やしましょう。
そして赤ちゃんに吸ってもらうこと。温めるのか、冷やすのかというのはよくみなさん迷うところなのですが、これは人によって、また症状によって違ってくる場合がありますので、不安な場合は専門機関へご相談するようにしましょう。
ここで間違った対処をしてしまうとより母乳トラブルの悪化につながってしまいます。
母乳が詰まる原因には、乳汁がヨーグルト状になっている場合もあります。ドロっとした母乳が出ることで乳腺が一部詰まってしまい、詰まったところから奥にしこりができるのですが、この状態の時も乳房が熱を持ち、痛みがあります。
この時の対処法としては、授乳の時にしこりの部分を押さえながら飲んでもらうことです。詰まりのある母乳は赤ちゃんも嫌がる場合が多いので、しっかり飲んでもらえない場合は少し搾乳するようにしましょう。
また、授乳の際は必ず詰まりのある方から飲んでもらうようにしてくださいね。
痛みと併せて発熱した場合は、葛根湯が効果的です。
この葛根湯は母乳にも影響しませんので、授乳は継続できます。病院へ相談に行くとほとんどの病院が抗生物質を投与されますが、こちらは母乳に影響が出るので断乳せざるをえません。
また、抗生物質を処方されても不安や断乳を考えると服用しない方が多いので、飲まない薬ははじめからもらわないようにし、母乳に影響がない薬を処方してもらうように相談するのがよいでしょう。
正しい知識を身につけよう
乳腺炎は母乳育児をしているママさんにとってつきもののトラブルです。
ここで知識を得ておくともしものとき、必ず役に立つでしょう。乳腺炎のつらさや痛みとできる限り付き合わずに済むようにできることから予防を行うことが大切です。
食事内容など重要になってきますので、今一度、この機会に見直してみましょう。