私と乳腺炎の共同生活(体験談)
出産してお祝いの言葉と同時にいただいたのが「乳腺炎には気を付けてね!
本当に痛いんよ~」という言葉でした。
「乳腺炎ってなんだろう?どんな痛みなのかな」と
漠然とした感情でその言葉受け取った私に、
それはやってきました。
乳腺炎対策には程遠い!甘えていた食生活
私が出産した産婦人科は、食事がおいしくて有名なところでした。
入院中に出されていた食事は写真に収めているほどのバランス良い豪華さ。
産前にネットで収集していた「コーヒーはだめ、甘いものはダメ、肉はダメ、ジュースもダメ」
という情報は出任せか?!と思うくらい、南蛮づけ・ステーキ・寿司・おやつ などが出てきました。
退院後、入院中の食事内容を基本として食事を摂っていましたが、
何事も限度があるわけで、食べ過ぎはダメでした。
そのころ、私は自分が「溜まり乳」だという概念がなく、
母乳分泌に大事だと言われていた「白米」「味噌」「大豆」をたくさん摂取していました。
白米にいたっては毎食1合も食べていました。
なぜならば、入院中にどんぶり1杯分の白米を毎食いただいていたからです。
そして入院中にパン食もあったため「パンも食べれるんだ!やったね!!」と思い、
旦那にメロンパンやらカレーパンなどを買ってきてもらい食べました。
結果、退院後1週間にして乳腺炎になりました。
赤ちゃんが吸ってくれないおっぱい
私のおっぱいは「溜まり乳」と呼ぶおっぱいで、
母乳分泌は多量でした。しかし、産まれたばかりの我が子はおっぱいを吸うことを嫌がりました。
吸いにくい形の乳首をしていたからでした。
そのため、乳を搾乳し、コップや哺乳瓶で与える日々。
赤ちゃんが吸ってくれないということは、母乳分泌も少なくなり、いずれは母乳が出なくなる可能性もあります。
搾乳では、乳房に溜まっている乳を奥深くまで出すことが出来ないため詰まりやすい
ということも言われました。
参考 : 母乳つまりの開通確認はコレ!乳腺炎でしこりができたママさんへ
乳腺炎の症状
退院して1週間後、まだ我が子はおっぱいを吸ってくれません。
加えて「限度知らずの食べ過ぎ」食生活。
ある日突然、ふらふらとするような重怠い頭痛を感じました。
そしてインフルエンザかのような身体の痛み。少し布団で休んでいると身体が熱を発していることに気づき、体温を測ってみると39℃・・。そしておっぱいも痛い。
なんじゃこりゃ?!と思い、産婦人科に電話してみたところ「乳腺炎ですね、すぐ来れますか?」とのこと。
速攻で行き、母乳を出し始めて日が浅い私のおっぱいには耐えがたい、
おっぱいマッサージをしてもらい、溜まった乳を1時間かけて絞り出してもらいました。
絞り出してもらったあとは熱もある程度引き、身体も軽くなってスッキリ。
症状がひどい方は乳房に溜まった膿を取り出す手術をするようですが、
その後は指導を受けたとおりの食生活で過ごすことになり、大事には至らずに済みました。
乳腺炎を振り返って
振り返って思うことは、まず第一に自分が「溜まり乳」であり、
詰まりやすいことを自負しておくべきだったということです。
それが分かっていれば食べ過ぎはもちろん水分の摂りすぎも抑え、乳腺炎にならなかった可能性があります。
私の体験談を通して伝えれることがあるとすれば、
乳腺炎との共同生活はないに越したことはありませんので、
「自分のおっぱいと向き合う」ことをしっかりすることをお薦めします。