乳腺炎の1歩手前、うつ乳のサインとは？
なってしまうと、痛みもつらいし、高熱も苦しい乳腺炎。
あのガチガチのおっぱいを思い出すと
二度と繰り返したくないもの。
できることなら未然に防ぎたいものですよね。
そこで今回は、乳腺炎になりかけのサインについてまとめてみました。
いち早く気づいて対処し、乳腺炎になるのを防ぎましょう！
☆乳腺炎になりかけのサインとは？
乳腺炎になりかけのサインとして、多くのママさんが経験していらっしゃるのが、
チクチクとしたおっぱいの痛みです。
最初はチクチクとした軽い痛みで少し違和感を感じる程度なのですが、
時間が経つとジンジンやズキズキなど打ち身のような痛みに変わります。
また、痛みは感じずに、おっぱいが赤くなっていて「なんだろう？」
と思っていたら、ズキズキ痛くなってきたという場合もあります。
他には、乳頭の先に白い点のようなものや、
水ぶくれのようなものがある場合も乳腺炎になりかけのサインです。
このようなサインが見られる、乳腺炎の一歩手前の状態を「うつ乳」と言います。
うつ乳は、乳管がつまってしまって母乳が外に出られなくなってしまっている状態です。
多くのママさんが経験される症状で、痛みやしこりを伴いますので「乳腺炎になった！」と思ってしまう方もいらっしゃいますが、つまりが取れればすぐに症状が楽になります。
うつ乳の状態で適切な処置をすることができれば、
乳腺炎になるのを食い止めることができるのです。
☆うつ乳のサインに気づいたら
上記のような、うつ乳のサインに気づいたら早めに対処をすることが大切です。
一番の対処法は「赤ちゃんにたくさん飲んでもらって、つまりを解消すること」です。
授乳をする際には、
うつ乳のサインのある方のおっぱいから飲んでもらうようにし、
授乳姿勢を変えて、いろいろな角度から飲んでもらうようにします。
いつも横抱きで授乳をしている場合には、縦抱きやフットボール抱きなど、普段は行わない方法で授乳を行うとつまりが取れることが多いです。
赤ちゃんに飲んでもらってもつまりが取れないときは、自分の手で乳頭をいろいろな角度から圧迫してみましょう。
乳頭に白い点や水ぶくれがある場合には、
そこから母乳がにじむポイントを探して圧迫します。
白い点が見当たらない場合でも、いろいろな角度から圧迫していると後から出てくることがありますのでよく観察してみましょう。
白い点が浮き上がったり、母乳がにじむ場所を押し続けると、つまりがとれて母乳がシャワーのように出てきます。
つまりが取れればうつ乳はひとまず解消されますが、このままではいつまた再発するか分かりません。
そのため、しばらくは「水分を多めにとり、あっさりとした和食中心の食事をとる」ことで母乳をサラサラにして、母乳の流れをスムーズにしておきましょう。
また、疲れているとうつ乳や乳腺炎になりやすいと言われますので、育児や家事の合間に少しでも横になって休む時間をつくれると良いですね。
うつ乳の時点でしっかり対処をし、乳腺炎に悪化するのを防ぎましょう！
