乳腺炎へまっしぐら!「ヨーグルト」は絶対NG
母乳育児中には、便秘に悩まれる方も多いのではないでしょうか。
手軽に食べることのできるヨーグルトは、
便秘対策としても人気ですよね。
ところで、このヨーグルトは、
母乳育児中に食べても乳腺炎などのトラブルを起こす心配はないのでしょうか。
今回は、気になるヨーグルトについて
乳腺炎や母乳育児と絡めて見ていきたいと思います。
ヨーグルトは乳腺炎になりやすいのか
結論から言ってしまうと、ヨーグルトには「乳脂肪」という脂肪分が含まれていますので、
食べ過ぎたり、体質によっては乳腺炎を起こしてしまうおそれがあります。
乳腺炎になりやすいと言われる食べ物のひとつに乳製品が挙げられますが、
残念ながらヨーグルトも例外ではないようです。
また、母乳育児中のみに関わらず、妊娠中から乳製品をとりすぎることにより、
産後の母乳の分泌が始まる最初の頃から「詰まり気味」となってしまい、
母乳が出ずらかったり、開始早々からいきなり乳腺炎などのトラブルに見舞われることもあるそうです。
カルシウムの補給のために牛乳やヨーグルトを勧められることがありますし、
私も妊娠中に切迫早産で入院していた病院で、
おやつにヨーグルトが出ることがあったのですが、
食べすぎは良くないのですね。
乳腺炎になりやすい方や詰まりやすい方は、
ヨーグルトは控えめにした方が良さそうです。
ヨーグルトとアレルギー|母乳から赤ちゃんへ
ヨーグルトなどの乳製品は、
アレルギーの原因となることがあります。
アレルギーになるかならないかは、
その子のもって生まれた体質によるものなのですが、
乳製品のアレルギーの素因を持っている子の場合は、
ママがヨーグルトを食べることで母乳から成分が移行してしまい、
アレルギー反応を起こしてしまいます。
また、アレルギー体質ではない赤ちゃんでも、
ママがヨーグルトや牛乳などの乳製品を毎日たくさん摂取することにより、
赤ちゃんに湿疹がひどく出てしまうことがあったり、
脂肪分が多い母乳を飲ませることで赤ちゃんの下痢や便秘にも繋がってしまうおそれがあります。
現代の日本人は、ヨーグルトや牛乳などの乳製品を摂りすぎているという意見もあり、
私も以前にママ友から貸してもらった本(粗食と健康に関する内容)で読んだことがあります。
牛乳に含まれる乳糖を分解できる限界は、
大人で約400ミリリットル/日だそうです。
これは大人の最大値なのですが、
たったの400ミリリットルなので、それ以上に毎日飲んでいらっしゃる方も多いと思います。
分解できなかった乳糖は体に悪影響を及ぼし、
アレルギーの原因となってしまう可能性があるようです。
それが全部ではないとはいえ、
赤ちゃんに移行してしまっていると考えると恐ろしいですね……。
以上のことから牛乳の摂取ならば、週に2度で各200ミリリットルほど、
ヨーグルトも含めてそのくらいの量を目安に摂るようにします。
毎日摂取したい場合には、
1週間のトータルの量を考えて加減するようにしましょう。
ただし、乳腺炎になりやすい人や、
両親がアレルギーの体質だったりと赤ちゃんのアレルギーの心配がある方は、
乳製品はなるべく避けた方が良いですね。
「納豆が最強」授乳育児ママはヨーグルトの代わりに食べよう
母乳育児中は、母乳に水分を取られてしまうこともあり、
便秘や痔になってしまいがちです。
そこで便秘対策としてヨーグルトを食べたいところなのですが、
ヨーグルトを毎日食べるのがあまり良くないとしたら、どうすればよいのでしょう。
答えは簡単!ヨーグルトと同じ「発酵食品」を食べるようにすれば良いのです。
ヨーグルト以外の発酵食品には、ぬか漬けや納豆、しょうゆ、味噌があります。
また、ごぼうなどの根菜類には食物繊維が豊富に含まれていますので、
こちらも便秘に効果的です。発酵食品も根菜類も、
和食を中心としたメニューであれば簡単にたくさん摂ることができますよね。
他には、不足しがちな水分をたくさん摂ることも大事です。
体を冷やさないように、温かい飲み物をこまめに飲んで
水分補給するようにして下さい。
また、母乳育児中にはカルシウムもとても大切な栄養素ですが、
ヨーグルトの代わりにカルシウムを摂取することのできる食べ物には、
小魚、ごまやきな粉、切り干し大根などがあります。
根菜たっぷりの味噌汁に切り干し大根の煮物を食べれば、
便秘対策になり、カルシウムも補えますね!
母乳育児中には、やはり体に優しい和食が一番のようです。