断乳後の絞り残しをなくすには?
仕事復帰やおっぱいトラブル、
離乳食を食べてくれないなど様々な理由で断乳する人がいると思います。
断乳は卒乳とは違い徐々に授乳回数が減っていくのではなく、
いきなり授乳をしなくなってしまうので、
断乳後に体調不良や乳腺炎などになってしまう人も多くいます。
断乳後に正しいケアをしておかないと
数十年後に乳がんになってしまう可能性もあります。
断乳後の絞り残しをなくすにはどうすれば良いのか、
正しいケアの仕方を紹介していきます。
断乳後の正しいケアの仕方
おっぱいは断乳したからといって急に母乳が止まる訳ではありません。
断乳後には正しいケアをすることが大切です。
断乳した直後は、分泌量が変わらないため
1日1回寝る前などに搾乳しましょう。
張りが少しずつおさまってきたらその後は、
搾乳するのを2日おき、3日おきと徐々に減らしていきます。
最初は胸の張りをかなり感じると思いますが、
胸が張るたびに搾乳してしまうと刺激になって母乳が作られてしまうので、
搾乳するのはどうしても張って辛い時だけにしましょう。
絞り残しなくす♪ 断乳後の搾乳の正しい仕方
注意してほしいポイントは、搾乳の仕方です。
搾乳と聞くと搾乳器を使っての搾乳をイメージすると思いますが、
断乳後の搾乳は搾乳器を使わずに手で行って下さい。
搾乳器を使って搾乳してしまうと、
刺激になってしまいまた母乳が作られてしまいますし、
絞り過ぎてしまいます。
搾乳器は使わずに両手で外側から内側に向かって
母乳を絞り出すように搾乳するようにしましょう。
絞り残しがあると乳腺が詰まったり炎症を起こす可能性がありますが、
しこりや張りがなければ、残った母乳は自然と体内に吸収されていくので大丈夫です。
断乳完了の目安は、絞った時に白い母乳ではなく
透明の汁がでるようになることです。
断乳時の絞り残し|異常を感じたら必ず産婦人科へ
もし断乳後のおっぱいに異常を感じた場合は
必ず産婦人科を受診しましょう。
断乳後のケアが上手く出来ていないと乳腺炎になってしまい
以下のような症状が現れます。
胸にしこりが出来る、
胸が熱をもって熱くなる、
胸が痛む、
発熱、寒気、頭痛、関節痛、
母乳が黄色くなる、
胸がカチコチにかたくなる。
以上の症状が出てきたら乳腺炎になっているので、
産婦人科を受診して正しいケアをしてもらうようにしましょう。
もしすぐに産婦人科を受診出来ない場合は
胸を保冷剤などで冷やすと少し症状がおさまる場合もあるので試してみて下さい。
少しでも不安がある場合は一度産婦人科で
専門医にみてもらうことが安心だと思います。