母乳のトラブル、白斑の原因と適切な対処法は?
母乳育児をしているママにもっとも多いトラブルの一つに、白斑があります。
「乳口炎」とも言われるように、母乳の出口である乳口で炎症が起こる症状です。
見た目は白いニキビのようなもので、
それほど大したことのない症状だと思うかも知れません。
でも、炎症の一種である以上は、適切な対処をして、
これ以上症状を悪化させないようにしたいものです。
・白斑の原因となる生活や授乳の仕方は避けること
白斑の症状は酷くなると、大変なトラブルに発展して、母乳育児さえも難しくなってしまうことがあります。そうなる前に、原因として考えられることは全て控えた方が良いでしょう。
まず、白斑の原因として考えられるのが、脂肪分の多い食事でママの血液中のコレステロールが多くなり、血液がドロドロになってしまうことです。それから、「いつも抱っこして授乳は体力的にきつい。」と言うママがよくやるのが、添い乳ですよね。
また、母乳育児に慣れていないママ、お乳を上手く飲めない赤ちゃんだと、乳首に吸い付いて飲むこともあるかも知れませんね。添い乳も潰し飲みも、トラブルの原因になるので、出来るだけ抱っこして正しい授乳を心掛けましょう。
・オイル湿布や温めながらマッサージも効果的!
白斑や他の母乳のトラブルでお勧めなケアとして、まずはオイル湿布があります。オイルとしては、人間の体内で生成されて皮脂膜の成分となる「スクワレン」を水素添加させて、酸化しにくい状態にしたスクワランを使用すると良いでしょう。
使い方は、スクワランを含ませたコットンを湿布代わりにして、入浴前に乳頭に貼って成分を浸透させるだけです。そして、ゆったりと湯船に浸かりながら、乳頭をマッサージしてほぐします。
すると、中で詰まっている白栓、油などが出て、トラブルが改善しやすくなります。オイル湿布やマッサージの後に授乳を行うのも良いのですが、赤ちゃんによっては乳房の中に溜まっていた母乳を飲んでくれない場合もあります。
こんな時には、一旦温めながら搾乳して古いものは除去して、新しいものを赤ちゃんに飲ませてあげましょう。そして、赤ちゃんに常に新しくて美味しいお乳をあげられるように、こまめにケアを心掛けると良いかも知れません。