乳腺炎予防・・・搾乳って一日何回するのがベストなの?
無事に出産を終えたら授乳が始まります。
授乳が軌道に乗るまでは搾乳をして母乳を与える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
搾乳作業は中々辛いものがありますが、搾乳に慣れることによって、
乳腺炎が怖い方やなりやすい方はその強みを生かして、乳腺炎予防に備えましょう。
今回はおっぱいが張った時の対処法としての「搾乳」について、
私自身が疑問に感じていたことを、生後5か月を通しての経験を
解決法の一つとして、お伝えします。
おっぱいが張ったら常に搾乳をした方が良いのか?
生後3~4か月頃をすぎると赤ちゃんの母乳を飲む量が増えてくるため
授乳間隔が空き始める方も出でくるかと思います。
そして夜もぐっすりと寝てくれることになるかもしれませんので、
5~6時間授乳せずにお母さんもぐっすり眠れる日がやってきます。
しかし、そのような時に気を付けたいのが「おっぱいの張り」。
今まで3時間ごとにあげていた授乳が、4時間5時間とあげなくなるため、
少し張りやすくなってくるかもしれません。
おっぱいが張り続けて、それを放置すると後々乳腺炎になることがあります。
そのため、おっぱいが張ったら出来るだけ搾乳をした方が良いと思います。
しかしあまり搾乳をしすぎると母乳生産機が「もっと母乳を作った方がいいのか?
ほれ、どんどん作れっ」と、よりおっぱいを張らせてしまうかもしれませんので
“しずぎ”には注意が必要です。
一日に何回くらい搾乳をした方が良いのか?
搾乳をするタイミングは人それぞれかもしれませんが、
私が乳腺炎になりかけた時は以下のタイミングで搾乳をしました。
①しこりが出てきた時、しこりがある程度なくなり、おっぱいが柔らかくなるまで行った。
②おっぱいが張って母乳が滲み出した時、おっぱいがすっきりするまで行った。
③夜間授乳が1回しかなかった朝は、授乳前に少し搾乳をしてから授乳を行った。
参考: 乳腺炎対策に便利な搾乳機!どんなふうに使うのが効果的?
②については、おっぱいの張り方にもよるため日によって異なりますが、
授乳前に行っていましたので1日4~8回程度です。
③については5時間以上授乳をしなかったため、
朝起きたらしこりがあり、かつ母乳も古くなっているため搾乳しました。
おっぱいが一番張る時期は生後1か月半~2か月の間と言われています。
その時期は本当に母乳が垂れて垂れて大変でしたが、3か月以降になるとご自身の食生活を見直すことによって張り具合も治まっていきますので安心してください。
一日に何回であっても搾乳することは面倒なことではあります。
ですので、おっぱいが張らないように食生活を
「水分を控える」
「食事をあっさりした味付けにする」
「高カロリーなものは控える」
などに見直すことや、場合によっては頻回授乳をすることで
乳腺炎になることをしっかりと防いでいきましょう。
参考: 乳腺炎になる前に!搾乳の頻度