離乳食後の乳腺炎に注意せよ。
離乳食がなかなか順調に進まずに苦労するお母さんがいる一方で、離乳食が大好きでよく食べ、母乳をあまり飲まなくなってしまって、乳腺炎になるのでは、といった悩みを持つお母さんもいます。
離乳食をあまり食べてくれなくても、母乳などでしっかり栄養が摂れている場合は、
あまり深刻に考える必要はありません。
まずは「食べる」ということを覚える時期ですから、
離乳食後期までに1日2~3回、形だけでも食事をさせるという習慣をつけておけば大丈夫です。
授乳は離乳食前か、離乳食後か?
一般的に、授乳は離乳食後に、と言われます。
しかし、食べ過ぎる赤ちゃんであれば、離乳食前に授乳するのでも良いでしょう。乳腺炎の予防にもなります。
ただ、それで食べる量が急に減ってしまうようならば、やはり離乳食後に授乳した方が良いと思われます。
赤ちゃんの様子を見ながら、適宜調整してください。
逆に、あまり食べない赤ちゃんならば、やはり離乳食後に授乳するのが良いでしょう。
食べないのにダラダラと食事を続けていては、赤ちゃんも離乳食を「嫌なもの」と捉えてしまうので、
パッと切り上げて離乳食後の授乳をします。
絶対こうしなければいけない!と決まっているわけではありませんので、離乳食を食べて、途中で授乳して、また食べて・・・・みたいなスタイルでも良いのです。
離乳食を開始してからしばらくは、なかなか思うように進まず心配かもしれませんが、離乳食後期には、赤ちゃんの1日のペースが決まってきます。
乳腺炎予防のために・・・・
離乳食をよく食べるようになるにつれ、離乳食後の母乳を飲む量が格段に減ってしまう赤ちゃんもいます。
その場合、赤ちゃんは白湯など母乳以外のものから水分を採れるように慣れさせていきましょう。
一方、お母さんは急な授乳量の減少で乳腺炎になるリスクが高まりますので、胸があまりにも張って辛いと感じた時は離乳食後に搾乳するようにしましょう。
断乳で乳腺炎になってしまう人もいるのですが、離乳食後期に予期せず乳腺炎になってしまう人もいます。断乳ならば、ある程度乳腺炎のリスクも覚悟の上ですが、突然の乳腺炎は辛いですよね。
しかし、離乳食をなかなか食べてくれなくて苦労するお母さんがいる一方で、特に苦労せず、赤ちゃんが離乳食をよく食べてくれるのはとてもありがたいことです。
筆者の子も、最初からよく離乳食を食べる子でしたので、必然的に飲む母乳量が減っていき、断乳というより卒乳に近い形で、1歳になる前には母乳を飲まなくなりました。
離乳食後期であれば断乳しても問題ない時期ですので、1日の授乳頻度を計画的に少しずつ減らしていくことで、乳腺炎を予防できます。
一方、乳腺炎になってしまった場合は、できるだけ赤ちゃんに母乳を飲んでもらうのがベストですので、一時的に離乳食の量を少し減らしてでも、しっかり飲んでもらった方が良いでしょう。
ただ、乳腺炎や、その手前のうつ乳の状態になってしまった場合、自己判断は危険ですので、早めに病院や助産院なので相談してください。