とにかく痛い!乳腺炎|取れないしこりとの闘い
あれ?しこりがある・・と思ったら、
出来る限り早い段階でしこりを解消させることが急務となってきます。
しこりが大きくなったり、固まりがほぐれなかったりすると発熱や倦怠感など、
乳腺炎の症状が出てき始めるでしょう。
しかし、そうは言っても症状が悪いとしこりもしぶとく、
中々解消させることができません。
しぶといしこりについては切開して取り除いた方が
事は早く解決するかもしれませんので、
経過が芳しくないときは病院や助産院に相談しましょう。
しこりが出来たら、まずすること
しこりを小さく、そしてふわふわのおっぱいになるように
しっかりと搾乳をしましょう。
しこりのある箇所を軽く押しながら搾乳をすることで
つまりを解消することができます。
また、しこりが取れるまでの間は食事をあっさりとした和食にし、
どろどろ母乳からさらさら母乳になるようにしていきましょう。
どろどろ母乳を解消しないと、おっぱいがだんだんと熱を持ってくるかもしれません。
それでも中々しこりが取れない
しこりが出来て、熱が出て、搾乳や食事改善をしても一向にしこりが取れない場合もあります。
その時は二つの乳腺炎が疑われます。
① うっ滞性乳腺炎・・・乳腺に脂肪がつまるため、この場合は引き続き、搾乳と食事改善をしていけばしこりは解消されていきます。授乳をすることに問題はありません。
② 化膿性乳腺炎・・・うっ滞性乳腺炎と同様に乳腺に脂肪がつまることは同じですが、こちらの場合は母乳に膿が溜まりますので、搾乳をして捨てましょう。そして、早めに病院に行って処置をしてもらいましょう。
出来てしまったしこりが中々取れないことは、
一度乳腺炎を経験した方であれば持つ悩みです。
だけど、安心してください。経過には個人差があるものの、
おっぱいマッサージなどを続けることで必ず治ります。
経過の中で、乳房の中のしこりがまだある、母乳の出が悪くなった、
痛みがひかないということはあるかと思いますが、継続は力なり。
諦めずに対応していきましょう。
ただし、例外として発熱や腫れがある時は病院に行って
正しい処置を施してもらうことが最善ですが、
夜間や日祝日など対応をしてもらえない時もあります。
そんな時は痛くて堪りませんが、自分で搾乳をして
何とかおっぱいの熱を下げましょう。
そして、症状が緩和されないようであれば病院で診てもらいましょう。
私は2回目の乳腺炎の時、自宅で必死に搾乳をしました。
知らなかったのですが、おっぱいマッサージは分娩した病院でないと
対応できないところが殆どで、電話で問い合わせても断られまくりでしたので、
仕方なく応急処置で搾乳して乗り切りました。
ただ、搾乳をしてもしても中々痛みとしこりが引かなかったので、
最後の頼り!と思い問い合わせた病院が状況を察してくれて
診察を受けることができて、無事に解決しました。
里帰り出産の方はその点も知っていた方が良いかと思います。