授乳トラブル!乳腺炎を出産前から予防する
出産を終えたお母さんの仕事となる授乳。
赤ちゃんが直接おっぱいを吸ってくれるようになるまで、
授乳が軌道に乗るまでは少し時間がかかります。
しかし、そういった何かしら不安がある時にこそ発生するトラブル。
その一つが乳腺炎です。
もちろん、ちゃんとおっぱいを吸ってくれるようになった時にもなる可能性はあります。
ここでは、事前に防ぐための乳腺炎の予防法について経験を振り返りながらお伝えします。
おっぱいマッサージ
開始をし始める時期は妊娠後期(28週目からを推奨)からとなります。
おっぱいマッサージの仕方はネットでもたくさん掲載されていますが、
正しいマッサージの仕方や理想の乳首の柔らかさはネットではわかりませんので、
助産師さんに教えてもらう方が確実です。
産まれ手間もない赤ちゃんは吸う力が弱いため、
固い乳首ではごはんにありつけません。
ごはんにありつけないということは、お母さんのおっぱいも張るばかり。
張りがひどくなると乳腺が「つまり」、乳腺炎となりやすいです。
赤ちゃんは体重増加とともに吸う力が強くなるので、
乳首が固めの方(吸いつきにくいおっぱいの形の方)は
出産後1か月~2か月頃までは苦労することになるかもしれません。
赤ちゃんの成長のためにも、ご自身のためにも、
出産前からおっぱいマッサージを実践し赤ちゃんが吸いつきやすい乳首を目指しましょう。
赤ちゃんが吸いついてくれることで乳腺炎の症状ともなる
「つまり」や「張り」を解消することができます。
出産前から出来る予防をしっかりとして出産後の授乳に臨みましょう。
*おっぱいマッサージをすると子宮が伸縮しますので、
妊娠後期といえども切迫早産(なる可能性がある方含む)の方は控えめにしましょう。
食生活の見直し
妊娠期間中は糖尿病や高血圧にならないように食生活を見直している方も多い方と思います。産後もその生活はほとんど変わりません。きちんと一日三食、炭水化物・タンパク質・野菜をうまく組み合わせた食事にすることが大事です。
ただ、産後は妊娠中と食べるものが若干異なってきます。それは、食べると乳腺炎になる可能性がある食べ物があるということです。
どんな食べ物を控えた方が良いかというと、いわゆる高カロリーな食べ物。揚げ物・肉類・ピザ・お菓子などです。私が乳腺炎になった時は肉・揚げ物・お菓子・パン・カレーを食べた後でした。
好きな物だから・・・と気にせず食べてしまうと、
乳腺炎との出逢いが待っていますので、食生活は気にしましょう。
*私が乳腺炎になったのは2回とも授乳が軌道に乗っていない頃(~1か月半まで)でした。授乳が軌道に乗り始めたら、高カロリーのものを摂取しても乳腺炎になることなく、現在5か月がすぎようとしています。
*乳腺炎と食生活に因果関係はないとも言われています。しかし、質の良い母乳のためには、気を付けることは大事だと考えています。
ストレスを溜めない
乳腺炎を予防するには、出産前からストレスを溜めないことが一番大事だと、2回の乳腺炎を経験して感じました。おっぱいマッサージを一生懸命にする、正しい食生活にする等、意識して努力すればするほどストレスは溜まっていきます。
私は産前から「絶対に母乳で育てる!」と意気込んでおっぱいマッサージを実践してきました。ただし、切迫早産になりやすかったので臨月に入ってから開始。
そして産後、思うように赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれなくて、搾乳をしたものを与える日々。搾乳も毎日8~10回しており、手も腱鞘炎になりかけ、ストレスが溜まるばかり。
そのストレス発散のために食べたいものを食べました。高カロリーなものを食べたいだけ。その結果、乳腺炎に。
2回の乳腺炎を経て、ストレスを溜めないように「なるようになるさ」と思うようにしたら、気持ちが楽になって授乳も軌道に乗り始め、乳腺炎になることもなくなりました。