まずは落ち着いて!乳腺炎で高熱が出たらすべきこと
なんだか胸がチクチクする、乳腺炎かな……?と思っているうちに寒気がしてきて、
あれよあれよと熱が上がってしまうことがあります。
乳腺炎と聞くと、胸のしこりや痛みのイメージが強いですが、
寒気がしたり高熱が出たりすることもあるのです。
腺炎で高熱が出てしまったら一体どうすれば良いのでしょう。
早めに病院へ行こう!
胸の症状にプラスして、寒気や38度以上の高熱が症状として出てくるのは
「本格的な乳腺炎」になります。
細菌感染性のものでも、非感染性でも高熱が出る場合がありますので、
素人では区別がつきません。
病院できちんと診てもらい、抗生物質や解熱鎮痛剤などの
適切なお薬を処方してもらう必要があります。
なお、よっぽどのことがない限りは、
授乳禁止の抗生物質が処方されることはないようですので安心して下さい。
それでもお薬を飲むのが気になる場合は、
授乳の直後にお薬を飲むようにしましょう。
そうすれば、次の授乳のときまでに時間が開きますので
お薬が一番効いている時に授乳をせずに済みます。
すぐに病院にいけないときは
本当はすぐに病院で診てもらうのが一番なのですが、
病院がお休みの日だったり夜間だったりすると診てもらうことができませんよね。
そんな時にお家でできる応急処置としては、まず水分をしっかりとることです。
熱のない乳腺炎では、水分をとりすぎると母乳が余計につくられてしまって逆効果ですが、
高熱が出ている時には、普段よりも多くの水分の摂取が必要になります。
お水やスポーツドリンクをこまめに飲むようにして下さい。
また、乳腺炎の治療において一番大切なのは、
赤ちゃんに母乳をしっかり飲んでもらうことです。
高熱が出ているときは授乳をするのもしんどいのですが、
なんとか頑張って授乳は続けるようにして下さい。
授乳以外のことはお休みをして、なるべく安静にするようにします。
寒気がひどい場合には、温かい飲み物を飲んだり、
毛布にくるまったりと体を温かくして凌ぎましょう。
お薬を使いたい場合には、市販薬では「タイレノール」が授乳中でも使用可能です。
ただし、アレルギーや持病をお持ちの方は自己判断は危険ですので、
電話でお医者さんに相談したりしてから飲むようにして下さい。
マッサージが有効な場合も!
熟練した助産師さんや専門の方に適切なマッサージをしてもらうことで、
症状が改善する場合もあります。
しかし、マッサージは失敗すると、
悪化して重症の乳腺炎にまでなってしまうことがありますので注意が必要です。
自己流で行うのは危険ですし、
あまりマッサージの経験のない方にマッサージしてもらうのも怖いので、
よく調べて、腕の確かな専門の方に頼むことができると良いですね。
また、高熱で動けない場合には、出張してマッサージをしてくれる助産師さんもいますので
ネットなどで探してみると便利です。