乳腺炎になっちゃった!離乳食減らすほうがいい?
だんだんと月齢が上がってくると始まる離乳食。
6か月頃まではすべての食事を母乳だけでまかなってきましたが、
6か月をすぎると1日1回の離乳食が、1回 → 2回 → 3回と進んでいきます。
それに反比例して、今まで子供の欲するままに与えていた母乳は
徐々に回数を減らしていきます。
離乳食が進んだ時のおっぱいのメンテナンスは重要です。
メンテナンスを怠ると、突然、おっぱいが熱をもったり、
乳管が詰まってカチンコチンに固いおっぱいになったりと
「乳腺炎」のトラブルを引き起こしてしまうかもしれません。
おっぱいに違和感が出てきたら、おっぱいをすってもらいましょう!
離乳食が進むにつれ、授乳回数を減らすことは卒乳および断乳に向けての一歩。
しかし、今まで子供の欲するままに与えていた母乳は離乳食が進むにつれて与える量が減っていきます。
たとえば今まで1日8~12回ほどだった授乳が5回以下になったとしたら、
8~12回分生産されていた母乳の内3~7回分は不要となるため、
行き場のない母乳が乳房の中に溜まり、つまりを引き起こしてしまうのです。
しかし、そんな時は卒乳に近づいていたとしてもおっぱいをすってもらいましょう。
そうすることでお母さんはスッキリ、赤ちゃんは満足します。
離乳食を減らした方がいいの?
離乳食を進めるうちに、子供がいろいろな味や舌触りを覚えて
おっぱいよりも離乳食を好むようになってくるかもしれません。
そしてぐんぐんと成長し、月齢以上の体重を記録することになるかもしれません。
そうすると授乳回数も減ってくるので、おっぱいが詰まったりすることも出てくるかもしれません。
そういう状況の場合、乳腺炎になる←赤ちゃんがおっぱいを飲まない・飲む回数が減る
←赤ちゃんの体重が増えすぎ
←離乳食をよく食べる
の流れより「離乳食を減らして、授乳を増やすことや長めに与えることを考えた方が良いのかな?」
と思案にふけるお母さんもいるでしょう。
そのようなときは【離乳食を減らす】のではなく、
離乳食の量はそのままで・授乳回数や量もそのままにして、
【お母さん自身の食事の質と量】を見直してみましょう。
赤ちゃんの体重増加について
ハイハイ、つたい歩き、一人で歩けるようになるなどの運動量が増えることよって、
自然と身体は締まっていきます(カウプ指数が20を超える時は肥満ですので、小児科などに相談してみてください)。
ですので、赤ちゃんの体重増加については心配ないと言われています。
「赤ちゃんがおっぱいを飲まなくなったから乳腺炎になった!」と結びつけるのは安易すぎます。
離乳食が進んできたからといって今までの食生活の制限を取っ払いすぎて、
水分をたくさん取って、高カロリーなものを食べていたりすると、それが原因で乳腺炎を引き起こしていることが考えられます。
今一度、ご自身の食生活を見直してみませんか?