乳腺炎の切開手術・費用について
乳腺炎が悪化すると、切開して膿を外に出さなければならなくなる……というのは、聞いたことがある方も多いと思います。
ですが、実際切開手術とは具体的にどのようなことを行うのでしょうか。
また、その費用は一体どのくらいかかるのでしょう。
今回は、そんな気になるけれども少し怖い、切開手術について見ていきたいと思います。
切開手術の流れ
乳腺炎の切開手術とは、乳房に局部麻酔を施し、切開して中の膿を取り出す手術になります。
手術の流れとしてはまず、超音波で中の膿の様子や溜まっている場所を確認し、切開部分にマーカーで印をつけます。
その後、局部麻酔を注射し、先ほど印をつけた部分を切開して中の膿を絞り出します。
それでも治りが悪いと判断された場合には、ドレーンと呼ばれる細い管を切開部分に装着し、しばらくの間そこから膿を除去していきます。
手術後は抗生物質の点滴がなされ、しばらくは傷の消毒と抗生物質の点滴のために毎日通院しなければなりません。
手術の時間と費用は?
手術をするに当たって気になるのが、手術の時間と費用ですよね。
乳腺炎の切開手術は基本的には日帰り手術となり、時間は30分ほどで終わると言われています。
切開手術に至る前の段階で、穿刺(せんし、注射針を刺して中身を吸い取ること)を行う場合がありますが、穿刺には麻酔は必要なく、時間も5分ほどで終わります。
手術の時間は思ったよりも短く済むようですが、麻酔をしても強い痛みを伴いますし、手術後も約1ヶ月の間、傷の消毒のために病院に通わなければなりません。
気になる手術にかかる費用ですが、乳腺炎の切開手術には保険が適用されますので、薬剤代を入れても1万円以下で済むとのことです。
ただし、症状が重すぎる場合や通院が難しいなどの事情により入院治療となることもあり、そうなるとその分費用も上がります。
また、手術自体はそんなに費用はかかりませんが、手術後の通院費や病院までの交通費がかかったりと、全体的に見ると結構費用がかかってしまうかもしれませんね。
どれくらい痛いの?
もうひとつ、切開手術で気になるのが、どれくらい痛いのかということですよね。
実際に乳腺炎で切開されたママさんのお話を聞いたり、いろいろな体験談を総合すると、やはり切開手術は相当痛いとのことです……。
穿刺は麻酔をしないで行われますが、こちらは痛いものの、まだ我慢できる痛みだということです。
肝心の切開は、麻酔の時点から痛いらしく、チクッというよりもズキッとする痛みのようです。
実際にメスを入れる時も痛いようですが、それよりも穴を開けてから膿を絞り出すところが激痛のようで、痛みで暴れてしまわないように看護士さんにがっちり押さえられての施術になるようです。
麻酔をしていてもそんなに痛いなんて怖すぎますね……。
皆さんに共通していたのが、「もう絶対に受けたくない」ということでした。
手術後のガーゼ交換と消毒も、お家でも自分でやらなければならないそうですが、傷口を見るのも怖いですよね。
ママになると赤ちゃんのことで頭がいっぱいで、自分の体のことはついつい後回しになってしまいがちですが、こんな痛い思いや怖い思いをしないためにも、異変に気づいたら早急に対処したいものですね。