長すぎ?短すぎ?完全ミルク育児の授乳間隔のい・ろ・は
母乳は赤ちゃんが泣いたらいつでも好きなときにあげて良いと言われますが、
ミルクの場合はどうなのかご存知ですか?
ミルクの場合も授乳間隔に決まりはないのか、
あるいは、決まりがあるとしたら
どのくらい間隔を開ければ良いのでしょうか……?
今回は、そんな気になる完全ミルク育児の授乳間隔について
詳しく見ていきたいと思います。
☆完全ミルク育児の場合、授乳間隔はどのくらい開けるの?
完全ミルク育児の場合は母乳とは違い、授乳間隔を3時間以上開ける必要があります。
これは、母乳と比べるとミルクの方が消化吸収に時間がかかり、
カロリーも高いので、頻回に授乳してしまうと赤ちゃんの胃腸に負担をかけてしまうためです。
そのため、赤ちゃんが生後4~5ヶ月くらいになるまでは、
なるべく3時間以上の授乳間隔を開けるように心がけましょう。
赤ちゃんが生後5~6ヶ月を過ぎる頃になれば、
ミルクを一度に飲む量も増え、離乳食も始まることから、自然と授乳間隔も開いてきますよ。
☆完全ミルク育児で授乳間隔が3時間開いていないのに泣き出しちゃったら?
ミルクをあげてから3時間経っていないのに、赤ちゃんが泣き出してしまうこともあると思います。
そんなときにはまず、お腹がすいている以外に泣いている原因がないかどうかチェックしてみて下さい。オムツや室温なども特に問題がなかった場合には、すぐにミルクをあげてしまうのではなく、抱っこをしてあやしてみます。
チェックをしたり、あやしているうちに、だいたい3時間くらい授乳間隔が開いたかな、と思ったらミルクをあげてしまいましょう。
授乳間隔は3時間以上とされているからといって、きっちり3時間でなくとも構いません。
ただし、1時間半などあまりに授乳間隔が短すぎると、
上記に書いた通り赤ちゃんの胃腸に負担をかけてしまいますので注意しましょう。
授乳間隔が開かずに泣くことが多い場合には、ミルクの量が足りない可能性がありますので、そちらもチェックしてみて下さい。
夏場など喉が渇いて泣いていることもあるかも知れませんので、
暑い時期にはミルクの合間に、赤ちゃん用の麦茶等で水分補給をしてあげるのも良いと思います。
☆完全ミルク育児で授乳間隔が開きすぎるのは大丈夫?
逆に、授乳間隔が開きすぎてしまうのは大丈夫なのでしょうか?
前回ミルクをあげてから3時間以上経ったのにも関わらず、赤ちゃんがぐっすり眠ってしまっていて起きる気配がないと、“起こしてミルクをあげた方が良いのかな?”と焦るママさんもいらっしゃるかと思います。
ですが、赤ちゃんが眠っているときには、
5~6時間程度であれば、無理に起こして授乳をする必要はありません。
赤ちゃんもお腹がすいたら起きて泣き出しますので、気持ち良く眠っているときには寝かせておいてあげましょう。
ただし、赤ちゃんの体重の増えや身長の伸びが著しく悪い場合には、起こしてでも飲ませなければならないこともあるかと思われますので、病院の先生や助産師さんに相談してみて下さい。
完全ミルク育児の授乳間隔は「だいたい3時間」を目安に、赤ちゃんの様子を見ながら都度調整してあげて下さいね!