乳腺炎のなりかけ?と思ったら…
母乳育児のママさんの多くが悩んでいる乳腺炎。
産後まもない時期など、事前に乳腺炎についての予防の話などをしてくれる病院も一部ありますが、ほとんどの病院では実際乳腺炎になってしまった場合に症状・対処法・治療などの説明が行われると思います。
母乳育児ママさんが乳腺炎になる時期として、
最も多いのが生後1ヵ月以降の赤ちゃんに授乳中のママさんになります。
そして、経産婦さんより初産のママさんの方がなりやすいとも言われています。
なりかけに気づいたら・・・
乳腺炎になりかけの状態から本格的な乳腺炎など症状はさまざまですが、
基本的に乳腺炎になってしまうと、詰まり・しこり・痛み・発熱・頭痛などの症状があらわれます。
乳腺炎になりかけというと、詰まり・しこり・痛みのある状態のことで、
それが悪化して発熱・頭痛・関節痛・寒気・赤みなどの症状が出てしまうと、本格的な乳腺炎ということになります。
乳腺炎になりかけの状態だと、まだ家庭で対処できることもありますが、
本格的な乳腺炎になってしまう前には病院に行くようにしましょう。
家庭で対処法をやってみても中々良くならない場合や高熱が出てしまった場合は病院へ行くのが一番です。
乳腺炎になりかけの状態での対処法
・脂肪分・塩分の少ない食事に改善する
・毎回同じ方向だけ吸われるのを回避するために、色々な角度・抱き方で授乳する
・頻繁に授乳をしてなるべく母乳を外に出すようにする
・症状のある方の乳房から授乳する
・水やスポーツドリンクなどの水分を多く摂る(ジュース・コーヒー・カフェインのあるお茶はやめましょう)
・リラックスタイムを設けるなど、ストレスを溜めないようにする
・締め付けのある下着類は避ける
などがあります。上記の中でも特に、ストレスを溜めないというのは大切です。
乳腺炎の原因として食事内容を指摘されることが多いのですが、ストレスも大いに関係があるのです。
本格的な乳腺炎になる前のなりかけの状態の時に適切な対処法を行うことによって、悪化するのを防ぐことができます。
高熱が出てしまう前に、詰まり・しこり・痛みを解消
しこりができてしまった場合は、とにかく頻繁に赤ちゃんに吸ってもらうようにしましょう。
しこりがある状態の母乳は、あまり美味しくないものなので赤ちゃんが好んで飲んでくれないかもしれません。ですが、ここで授乳を止めてしまってはいけません。
根気強く飲ませようとしても飲んでくれない場合などは、入浴後の赤ちゃんが眠そうなときなどに飲ませるようにすると結構飲んでくれたりします。
乳腺炎になりかけの、詰まりやしこりがある状態では赤ちゃんによく吸ってもらうというのを忘れないようにしましょう。
日ごろから食事や授乳姿勢に気を付けるとともに、少しでも詰まりやしこりなどが見られたら、悪化する前に早めの対応をして、楽しい授乳生活を送れるようになるといいですね!