母乳育児ママが乳腺炎になる可能性は?

母乳育児のママさんに多いお悩みといえば、乳腺炎ですが、乳腺炎についてあなたはどれくらい知識がありますか?

乳腺炎は、母乳育児をしているママさん全体の4分の1がかかるといわれています。結構な確率でかかるというわけですね。乳腺炎になる時期で最も多いのが、赤ちゃんが生後1カ月以降くらいの時期です。

乳腺炎のおもな症状としては、乳房に赤みがある・腫れ・痛み・発熱・しこり・膿が出るなどで、対処法としては、母乳を乳房に残さない・マッサージをする・消毒・悪化すれば手術をしなければならないこともあります。

専門機関などで治療をすれば乳腺炎は改善されますが、何度も繰り返したり専門機関で治療を行っても約5%の方は重症化してしまうという統計も出ています。

母乳育児で赤ちゃんを育てている方は誰でも乳腺炎になる可能性があるのですが、特に初産の方や母乳量が多いママさんは乳腺炎になる確率が高いといわれます。

初産の方は乳管が狭いことが原因となり、母乳量が多い方は赤ちゃんの飲み残しが乳房に停滞しやすいためです。

ほかにも母乳育児中は乳腺炎になる要因は日常生活のさまざまなところにあります。以下、乳腺炎になりやすい原因と考えられる事柄を挙げていきますね。

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乳腺炎になりやすい原因

妊娠中から気をつけるように言われていた食事内容ですが、これは母乳育児中でも同じです。ただ食事制限するということではなく、バランスの良い食生活を心掛けましょう。

また、サイズの合わない下着による胸部圧迫も乳腺炎を引き起こします。下着は体に合わせたサイズを着用するようにしましょう。

赤ちゃんの飲み方で乳腺炎になる原因もありますので、授乳の際にはいつも同じ姿勢にならないようにしていろいろな角度で母乳を飲んでもらうように気をつけることも大切です。

それから、母乳の飲み残しが停滞することで乳腺炎になることも多いですので、飲み方が少ない低月齢の赤ちゃんの場合は、母乳が空っぽにならない程度に搾乳するようにしましょう。

意外と見落としがちな乳腺炎の原因として、ママさんの育児疲れがあります。初めての育児だったり、家事と育児の両立にまだ身体が慣れていないと自分でも意識しないうちに疲れを溜めてしまうものです。

1日の少しの時間でもいいので、自分のためのリラックスタイムをつくるようにしたいですね。

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乳腺炎になってしまったら…

母乳育児中は乳腺炎になってしまう要因があちこちにあると述べましたが、いくら予防をして気をつけていても乳腺炎になってしまうことはあります。

まず、改善するように自分で対処していくのもよいですが、何をしても改善が見られない場合や、痛みに耐えられないというときは必ず専門家に相談しましょうね。

一人で抱え込んで悩んでいると、母乳育児が嫌になってしまうことも考えられます。乳腺炎になっている間は授乳期間がすごく長いように感じてしまいますが、授乳期間が終わってしまうのはあっという間です。

ほんの短い間しか赤ちゃんにおっぱいをあげられないのです。

そう考えると、授乳の時間は特に大切にしたいものです。乳腺炎は必ず治るものですし、乳腺炎トラブルに負けずに赤ちゃんと幸せな授乳ライフを過ごしましょう!

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