まずは乳腺炎の原因を知ろう!
母乳育児を頑張っているママさんの中には、乳腺炎でつらい思いをした方も多いのではないでしょうか?
乳腺炎は、母乳育児のママさんの約25%がなると言われています。
乳腺炎の種類として、「急性うっ滞乳腺炎」「化膿性乳腺炎」の2種類があります。
母乳が通る管に母乳がつまって起こる乳腺炎を「急性うっ滞乳腺炎」、
細菌が原因で乳腺が炎症を起こしてしまうことによる乳腺炎を「化膿性乳腺炎」といいます。
乳腺炎の原因として、よく言われるのが食事の問題
脂肪分が多く、高カロリーの食事、ケーキやお菓子などのスイーツを摂取することにより、
母乳の元となる血液の流れが悪くなり、詰まりやすくなってしまうのです。
まだ赤ちゃんがお腹にいるころからママさんは、
体重が増えすぎないように・母乳がよく出るようにと食事に気を遣ってきたことと思います。
大好きなスイーツを我慢して、産まれてくる赤ちゃんのために…。
これは産後、母乳をあげている間も続きます。
赤ちゃんがお腹にいる時と同様、
食事は和食中心・糖質、脂肪分の多い高カロリーな食事には気を付けましょう。
ですが、食事に十分気を付けていても
乳腺炎になる場合も少なくないのです。食事以外の原因としては、ストレスも大いに関わってきます。
ストレスを溜めない生活というのは本当に難しいものですが、ストレスに一番効果的なのはおしゃべりをすることだと思います。
もちろん気を遣う相手とかじゃなく、パパさんや母親、お友だちなど気軽にしゃべれる相手がベストです。直接会える距離でなくても、電話でもいいと思います。
女性はおしゃべりが一番のストレス解消になるんだそうですよ!
搾乳のしすぎ
赤ちゃんの飲み残しを全て出し切ってしまおうと、搾乳する方が多いのですが、あまり搾乳しすぎるのもよくないのです。
搾乳すると、赤ちゃんにとっては毎回出来立てのおっぱいで美味しいと思いますが、ママさんの体の中では「おっぱいがなくなってしまうからまた新しく準備しないと!」と大忙し!
搾乳した分、以前より多くの量のおっぱいを作ってしまうのです。たくさんのおっぱいを用意したけど、赤ちゃんの飲む量・時間間隔はいつも同じ。そしてママさんは再び赤ちゃんの飲み残しは搾乳する。
これを繰り返すことによって、おっぱいの作られる量ばかりが増えて、そのうち母乳が通る管に母乳が詰まる…ということが起きてしまいます。
乳腺炎を何度も繰り返してしまう方に多いのが、この搾乳のしすぎという問題です。
上記では、代表的な乳腺炎の原因となる3つのことについて書きましたが、もちろん他の原因も考えられます。
下着の締めつけによる圧迫、赤ちゃんの飲み方の偏り、授乳間隔の差、ママさんの水分摂取量、ママさんの睡眠時の乳腺圧迫…などです。
乳腺炎になる原因として考えられることは多くあります。いずれにしても、一人で悩まずにかかりつけの産婦人科や口コミなどでも、親身に対応してくれる助産師さんを探して相談することをオススメします。
赤ちゃんがママのおっぱいを飲む間というのは、長い目で見ると本当に短い期間です。
できるだけツラい・痛い思いはせずに、授乳タイムを楽しく幸せなひとときにしたいですね!