乳栓(乳石)の対処法・カンタン取り方♪
「乳腺炎」の原因のひとつに、乳腺が詰まるという言葉があります。
乳腺の詰まりとは、授乳期に乳製品や脂肪分の多い食事を食べすぎてしまったり、
水分の摂取不足で体内の血液がドロドロとした状態になると、
乳腺に母乳が詰まりやすくなり「乳腺炎」を引き起こす要因となります。
この母乳の詰まりが固形状になったものを乳栓(乳石)といいます。
乳栓(乳カス)とは
乳栓とは、乳頭の先にできる約1ミリ程度の白い斑点のことです。
たいへん小さく白い点にしか見えませんが、小さな石のように固いものです。
母乳に含まれるカルシウムや脂質、タンパク質を成分としている乳栓については
未解明な部分が多く、乳頭の上皮カスと母乳中の成分が合わさってできているという説と、
服の繊維が乳頭開口部から奥に入り込み、母乳中の成分に付着してできているという説があります。
乳栓(乳石)の取り方
では具体的にこの乳栓を取り除く方法をみていきます。
乳房を圧迫しながらの搾乳もいいですが、
リラックスできる状態であるお風呂でのマッサージが効果的でしょう。
まず、湯船につかって乳首を軽く絞って観察してみると、
他の部分に比べて出が良くないところが詰まっているところです。
乳房にしこりがあるようでしたら、その部分を押しながら絞ってみます。
開通しなければ、乳首をつまんで白斑部分をタオルで痛くない程度にこすります。
そのうち白い点のような乳栓が見えてきます。あとはひたすら圧迫します。
爪や針などで乳栓を取り除く方法は、乳頭を傷つけたり
細菌に感染するおそれもあるのでやめておきましょう。
圧迫して母乳の勢いで押し出すのが最も安全な方法です。
自宅でのケアを行っても、何日かしても治らずに
なかなか開通しなかったり痛みがある場合などは、
早いうちにかかりつけの産婦人科やおっぱいマッサージをしてくれる助産師さんなどに相談して下さい。