母乳育児に食事内容は大切!乳腺炎対策へのオススメ食事内容は?
せっかく体力を使って母乳育児を行うなら、
食事には十分に気を付けて、赤ちゃんの良い栄養摂取になるようにしたいものですよね。
とは言っても、授乳中こそ育児の大変な時期で、
栄養バランスを疎かにしてしまいがちです。
ストレスや疲れで、気付いたら自分の好きなものばかり
過剰に食べていることもあるかも知れません。
では、こんなママは、これからどういう食生活を心掛けていけば良いのでしょうか。
・炭水化物もタンパク質も抜いてはいけない栄養素
母乳育児のためにきちんと栄養を摂取しなければいけないながらも、
「妊娠前の体重に戻したい。」と食事を抜いてしまうママもいるのではないでしょうか。
1食丸ごと抜くとまで行かなくとも、炭水化物やタンパク質を抜いて
ダイエットした気分になっているママもいるかも知れませんね。
炭水化物はエネルギー源となる成分でも、母乳の主成分でもあります。体内に十分な炭水化物がなければ、赤ちゃんに必要量の母乳を与えることができません。
それから、タンパク質も母乳育児に必要な栄養素の一つなので、決して抜いてはいけません。カロリーが気になるのであれば、白米の代わりに玄米や雑穀米、脂肪分の多い肉ではなく脂肪分の少ない肉や魚、大豆食品などで、炭水化物やタンパク質を摂取すると良いでしょう。
この他、血行を良くしたり、体内の水分を増やす効果のある野菜も積極的に取り入れて、水分の多い鍋やスープなどの汁物を毎日の食事メニューに加えるのがお勧めです。
・パンや揚げ物などの母乳を詰まらせやすい食品、体を冷やす作用のある夏野菜は控えめに!
白米と同じ炭水化物の仲間でも、糖分や油分の多いパンは母乳を詰まらせる原因になるので、控えめにした方が良いでしょう。パンを食事で摂取するなら、菓子パンではなく食パンが良いでしょう。
揚げ物のような脂肪分の多い食品も、乳腺炎のリスクを高めるだけではなく、赤ちゃんにとってもドロドロで飲みにくい母乳にしてしまいます。また、野菜ならどんなものでも、母乳育児に良いものだと思っていませんか。
ナスやキュウリ、トマトなどの夏野菜には、体を冷やす作用があります。体を冷やすと血行が滞り、母乳も滞りやすくなるので、夏野菜や生野菜は控えめに、火を通して温かい野菜を積極的に摂取するのが良いでしょう。