ピンチの時はコレ!驚くほど母乳が出るマッサージ3選
「母乳をたくさん出したい」という思いは、
母乳育児をしていたり、目指しているママさんであれば、
誰もが抱いているものだと思います。
ですが、母乳はママの体でつくっているものなので、
ママの体調次第では出にくくなってしまう日だってありますよね。
そこで今回は、そんなピンチのときに使える、
母乳がよく出ると言われるマッサージについて見ていきたいと思います。
☆母乳がよく出るマッサージ1・基底部のマッサージ
母乳が出るマッサージといえば、
おっぱいの根元部分にある「基底部」のマッサージが有名です。
産院での授乳指導の際に教えてもらったというママさんも多いかも知れません。
母乳が出ないというママさんや、
おっぱいトラブルを起こしやすいというママさんは、
この基底部が固くなってしまっていることが多いと言われています。
そこで、基底部をよく動かしてほぐすことにより、
おっぱい全体の血流を良くし、母乳がたくさん出るようにするというのが
このマッサージの主旨です。
出典:http://akachan-weight.net
基底部のマッサージの方法は、
まず、マッサージをするおっぱいの外側横に指を掛けるような形で、
反対側の手でがしっと掴みます。
もう片方の手は、肘を真横に突き出すようにして、
おっぱいを掴んでいる手の指部分(おっぱいの外側横)に添え、
そのまま横方向にぎゅっぎゅと押すようにしてマッサージをします。
例えば、左のおっぱいをマッサージしたいときには、
右手で左のおっぱいの左横に指を掛けるようにしっかりと掴み、
そこに左手の平を添えて左方向に向かってぎゅっぎゅと押すという形です。
4~5回ほど繰り返したら、同じように、
今度はおっぱいの斜め下から斜め上方向に向かって押すようにマッサージをし、
最後はおっぱいの下部から上に向けておっぱいを持ち上げるようにマッサージをしましょう。
文章では分かりづらいというママさんは、
「基底部 マッサージ」で検索すると図解してあるイラストがたくさん出てきますので
参考にしてみて下さい。
基底部のマッサージは湯船の中で行ったり、
おっぱいを蒸しタオルなどで温めてから行うと、
血液の循環がさらに良くなりますのでおすすめです。
☆母乳がよく出るマッサージ2・乳管開通マッサージ
母乳がよく出るマッサージとして、「乳管開通マッサージ」もよく知られています。
こちらのマッサージは妊娠中から既に行っていたというママさんもいらっしゃるかと思いますが、
乳首を柔らかくして赤ちゃんが吸いつきやすいようにするという効果の他に、
乳管の通りを良くすることで母乳の出も良くするという効果もあるのです。
そんな乳管開通マッサージの方法は、
まず、親指、人さし指、中指の3本を使って乳頭の付け根部分をつまみます。
乳頭をつまんだら、つまみながら軽く引っ張るようにしてマッサージをしましょう。
この動作を3回ほど繰り返したら、今度は乳頭を圧迫していきます。
搾乳をするときの要領で、様々な角度から圧迫することにより、
まだ開いていなかった乳管やつまりかけていた乳管からも、
徐々に母乳が出てくるようになります。
妊娠中は良いのですが、産後はマッサージ中に母乳が出てしまいますので、
洗面所や入浴中に行うと良いと思います。
決して爪を立てたり、乳頭や乳腺が傷ついてしまうほど強い力では行わないように注意して下さいね。
☆母乳がよく出るマッサージ3・肩こり解消マッサージ
肩こりを解消するためのマッサージも、母乳の出を良くすることに繋がります。
“肩こりと母乳って関係あるの?”と不思議に思われるママさんもいらっしゃるかと思いますが、
「肩こりを改善することで血の巡りが良くなると、母乳の出も良くなる」
という研究結果が医学的に証明されているのです。
赤ちゃんのお世話をしていると、どうしても猫背気味の姿勢になってしまうことが多かったり、
添い乳をする際の体勢などから、育児中のママさんは肩こりを引き起こしやすくなっています。
そんなつらい肩こりを解消して、
母乳の出も良くすることができたら、まさに一石二鳥ですよね!
肩こりには肩甲骨周辺の筋肉を動かすことが効果的だと言われており、
肩甲骨を動かすマッサージとしては、まず、四つんばいになって行うものがあります。
四つんばいの姿勢になったら、片方の手を前に大きくずらしてつき、
反対側の手は身体の下をくぐらせるようにして伸ばします。
同様に反対側も同じように行いましょう。
肩甲骨周辺の筋肉が伸びているのを感じて気持ちがよいですよね。
他に、首筋から肩につながる筋肉を伸ばすストレッチも効果的で、
こちらはまず、正面を向いたまま頭を左側に向かって倒します。
その状態のまま30秒キープし、今度は頭を倒した状態のまま、
鼻を左肩に近づけるような気持ちで少し後ろにひねってキープします。
最後は、胸を反らすように両腕を大きく開いて、
肘から上を天井に向けたまま、肩甲骨を下方向に動かしましょう。
下げられるところまで下げたらそのまま5秒キープし、元の姿勢に戻します。
ここまでの一連の流れを10回ほど繰り返します。
以上、ひとりでできるマッサージやストレッチの内容についてご紹介しましたが、
パパに肩を揉んでもらったり、マッサージをしてもらうのもおすすめです。
3つのマッサージをしっかり覚えて、
母乳の出がいまいち良くないというときにはぜひ試してみて下さいね!