赤ちゃんが片方しか母乳を飲まないと乳腺炎の危険性が!こんな時の対処法は?
「赤ちゃんが片方しか母乳を飲まないから、乳腺炎になりそう。」
こんな不安を抱えているママもいるでしょう。
産婦人科では、入院中に看護師さんから
「2つの乳首を5分ずつ交互に加えさせるのが良い。」
と指導されたママが多いのではないでしょうか。
ただ、いざ授乳をしてみると、
2つの乳首をバランス良く与えるのも難しいものですよね。
・左右で母乳の分泌量が違う時は、おっぱいを温めてみよう!
「2つのおっぱいの状態は、全く同じ。」と言う訳には行かず、左右で母乳の分泌量が大きく異なることもあるのです。母乳の出にくい方から加えさせても、片方しか飲まないこともよくあることです。
赤ちゃんはお腹を空かせている時ほど、母乳が出にくいおっぱいは飲もうとしません。ただ、それでも母乳が全く出ない訳ではないので、乳腺炎になる可能性はゼロではありません。
あまりに不安な場合は、おっぱいを赤ちゃんに与える前に、母乳が出にくい方のおっぱいを蒸しタオルで温めると良いでしょう。
そして、母乳の分泌が良くなったら、母乳が出にくい方から順に交互に赤ちゃんに与えましょう。
・母乳の分泌が多すぎる場合には、搾乳してから授乳しよう!
母乳の分泌が多すぎると、「とにかく赤ちゃんに飲ませられるだけ飲ませなければ。」と必死になりますよね。でも、母乳が多ければ多いほど良いと言うものではなく、赤ちゃんにとっては多すぎてしまうこともありますよね。
片方の母乳だけで満腹になって、もう片方の母乳を飲まないこともあります。
ママの側としても、分泌された母乳をしっかり飲んでもらえなければ、余分な母乳が増えて乳腺炎の危険性も出てきます。
こんな時には、赤ちゃんに母乳を与える前に、2割くらいの母乳を搾っておくと良いでしょう。赤ちゃんに母乳を与えてから搾乳をする人も多いのですが、かえって母乳が多く分泌されやすくなることがあり、注意が必要です。
また、赤ちゃんが片方の母乳を飲まない時には、飲む体勢が気に入らないことも十分に考えられます。
こんな時には、四つん這いになって授乳してみたり、ママと赤ちゃんで立ちながら授乳してみると解決するかも知れません。