ピリピリ痛すぎる!乳口炎の原因と解消・予防のコツ
幸せなはずの授乳時間。
しかし乳首に走る激痛で一変!
乳頭の痛~いトラブルの一つに乳口炎があります。
乳口炎は、乳腺炎の前兆ともいわれます。
放っておくと母乳がたまり乳房に炎症が起きることも。
そんな乳口炎の症状・原因・対処法について調べました。
乳口炎は乳腺炎の一歩手前!症状と原因
授乳中、乳首がやけにピリピリ痛むと思ったら、乳首に白い水泡のようなものが。
これ、母乳が詰まってできるもので、まさに乳口炎の症状です。
白いものは「白斑」と言います。
乳口炎の原因の一つに吸わせ方があります。
赤ちゃんの吸いが浅いと、乳首に余計な負担がかかり、水泡ができてしまいます。
また、白斑はドロドロ母乳が詰まることで起こります。
ドロドロ母乳は、毎日の食事の質、寝不足、ストレスなどが原因で
母乳の質が下がった状態です。
この水泡・白斑のせいで乳管は塞がり母乳が溜まるのですが、
やがて破れると母乳は出てきて解消されます。
しかし!水泡のできた乳管はとってもデリケートなのだそうです!
ここできちんとケアをしないと、細菌によって乳口は炎症を起こし、
さらに詰まりを起こしてやがて乳腺炎へ・・。
なんてことになりかねません。
乳口炎は、その後のケアまでしっかり行うことが大切なんですね!
乳口炎の解消法
乳口炎を解消するには、
乳首に出来た白斑を取らなければいけません。
まず、赤ちゃんに頻回授乳でたくさん吸ってもらうこと。
白斑の中身は母乳ですから、赤ちゃんが吸っても問題ありません。
浅吸いにならないように、添い乳は避けてください。
赤ちゃんが吸っているとき、白斑ができている方角を指でグーっと押してやると取れやすいです。
白斑は乳口に出来たフタみたいなものですから母乳で押し出してしまおうってことですね!
乳頭マッサージで白斑をニキビみたいにニューっと押し出す方法もあります。
乳房を少し温めて行うと取れやすいですよ!爪で乳頭を傷つけないように気を付けてください。
水泡や白斑が解消した後は、
雑菌が入らないように乳頭保護クリームか母乳を塗って
(母乳には殺菌と傷を早く治す力があるそうです)
乾燥しないようラップして保護しましょう。
水泡や白斑がなくなっても痛みが完全になくなるまでは感染に気を付けて過ごしてくださいね。
乳口炎にならないために!
できれば痛い乳口炎は、避けたいものです。
まず、浅吸いは乳首のダメージ大ですからね。
赤ちゃんが浅吸いにならないために、パンパンの時は
少し絞って柔らかくしてから授乳するといいそうです。
確かにおっぱいがパンパンだと赤ちゃんの口が滑って、
おちょぼ口っぽくなっていませんか?
本来は赤ちゃんの口は全開でバクン!と吸い付くのがいいんですよね。
ドロドロ母乳解消のために、
食事は脂っぽいものや乳製品はなるべく避けて、
あっさり和食にしましょう。
避けるべき食材は、揚げ物・脂質の多い肉・ピザ・菓子パン・チョコレート・生クリーム・チーズなど、
コレステロールの高いもの。
サラサラ母乳には、海藻類やホウレン草などの菜っ葉、大豆や小豆、根菜などがいいです。
血液サラサラ食=母乳サラサラ♪と覚えておくと良いかも。
また、ストレスや睡眠不足も白斑の原因になりますから、
忙しい育児の中でも適度な息抜きも必要です。
あまり頑張りすぎないようにしましょう!
乳口炎は、繰り返すようなら婦人科に受診することをお勧めします。
母乳外来であれば、助産師さんにマッサージの仕方など丁寧に教えてもらうこともできます。