乳腺炎のしこりが取れない!こんな時に葛根湯は有効か?
「乳腺炎のしこりが取れない時に、葛根湯が効果的」
なんて言うようなことを聞いたことはありませんか。
実は、授乳中だけではなく妊娠中にも、この薬を使用したことのあるママもいるようです。
お腹の中に赤ちゃんがいる間でも飲める薬なら、安心して使いやすいですよね。
では、この薬の効果や活用法などについて見ていきましょう。
・葛根湯の血行改善効果が乳腺炎のしこりに良い!
乳腺炎でしこりが取れない状態になると、発熱や痛み、腫れなどの症状が起こることがあります。実は、葛根湯には、これらの症状全てに対応する効果があるのです。
体が冷えていると、どうしても血行が悪くなって、母乳が乳腺の中で滞って詰まりやすくなります。でも、葛根湯で発熱や痛み、腫れなどの症状を緩和すると同時に、血行を改善することができれば、乳腺の詰まりも解決できるはずです。
ただ、効果が実感しやすいのは、あくまでの乳腺炎の軽い症状です。症状が重症化して熱が上がりすぎたり、おっぱいのしこりが硬くなった状態では、血行を良くすることで、逆効果になる危険性もあるので注意しましょう。
・葛根湯の甘草にはむくみの原因となる作用がある
葛根湯は天然成分で赤ちゃんに悪影響の及びにくい安心な薬だと言われていますが、どんなに良い薬でも必ずしも完璧と言うことは言えません。実は、この薬に含まれている「甘草」には、十分に気を付ける必要があります。
甘草には体内に水分を溜め込もうとする作用があり、飲みすぎるとむくみの原因になることがあります。酷い場合には、肝機能障害、高血圧などの症状が起こる危険性もあります。
この他、どんな薬でも全ての人に合う薬はなく、葛根湯が合わない体質の人もいます。こういう人が服用すると、発疹やかゆみなどの皮膚の症状の他、食欲不振、胃腸の不調、動悸などの症状が起こることもあります。
漢方薬だからと言って安心は禁物で、使用する際にはできることなら医師に確認するのが無難です。そして、使用する場合には、どうしても乳腺炎のしこりが取れないと言う場合のみで、短期間の使用に止めておきましょう。
乳腺炎になっておっぱいがガチガチになると、まさに藁にもすがる思い、になるのがママの心情ですね。ただ、やみくもに試してみても効果があがりません。
また、効果に個人差があるのも事実です。一般的に効くと言われているものをいくつか試して、自分に合う乳腺炎対策をまずは見てくてください。心理的に一気にラクになれます♪