母乳育児中の乳首トラブル「水泡」がみつかったらまずすべきこと
母乳もしっかり出るようになり、
やっと赤ちゃんもママも授乳に慣れてきたと思った頃によくおこる様々な乳首トラブル…
母乳育児中におこる乳首トラブルとして
主に乳頭亀裂・白斑・水泡があげられます。
慣れない母乳育児がはじまって最初の1ヶ月でトラブルを経験する人が多く、
完母で育てているママは6ヶ月頃までに一度は
何らかのトラブルを経験すると言われています。
そんな乳首トラブルの原因や対処法について解説していきます。
母乳育児中におこる乳首トラブル「水泡」の原因
母乳育児中におこる乳首トラブルの主な原因としては、
抱っこのポジションやおっぱいの吸わせ方が原因としてあげられます。
赤ちゃんが乳首を浅く吸っていると乳頭亀裂がおこりやすいので、
赤ちゃんに大きく口を開けてもらい、乳輪全体を咥えてもらいましょう。
また、ずっと同じ吸わせ方ばかりしてしまうのも、
乳頭亀裂や水泡が出来る原因になってしまうので、
抱き方を変えて色々な方向から授乳することもおすすめです。
授乳中な主な赤ちゃんの抱き方としては、
横抱き・フットボール抱き・縦抱きがあります。
乳首亀裂や水泡が痛い時の対処法
乳首に亀裂や水泡が出来てしまって痛みがあっても
授乳を休むことは出来ません。
乳首の付け根が切れている場合などは、
きっとどの抱き方で授乳をしても痛むと思います。
どうしても痛くて授乳が辛い場合は、搾乳して哺乳瓶であげるなど、
少し休ませてあげることも良いと思います。
赤ちゃんが哺乳瓶に慣れていなく、
哺乳瓶から飲んでくれない場合などは、乳頭保護器を使用しても良いでしょう。
また、赤ちゃんは歯が生える頃に、歯茎がムズムズして、
授乳の時ママの乳首を噛んでしまうことがあります。
ママが痛がって声を出したりしてしまうと、
赤ちゃんは面白がってさらに噛んでしまうことがあるので、
噛まれたら授乳を中断するなどして、対処しましょう。
乳頭亀裂や水泡の手当ての方法
乳頭亀裂や水泡が出来て、傷が痛む時はそのままにせず、
赤ちゃんが舐めても大丈夫な薬を使用しましょう。
授乳後に薬を塗って、さらに小さく切ったラップをはっておけば、
浸透率が高まり、亀裂や水泡を早く治すことができるでしょう。
赤ちゃんが舐めても大丈夫な薬として
ピュアレーンやランシノーが有名です。
羊のオイルから出来ているので、
拭き取らずにそのまま授乳出来ます。
水泡の場合は破れてしまうと、
そこから細菌が繁殖して乳腺炎になりやすくなってしまうので、
早めに病院へ行くことをおすすめします。