乳腺炎が心配なママさん|母乳は何色ですか??もし黄色になったらすべきこと
以前、小児科病棟で働いているときの話です。
入院中のお子さんの母親から、搾母乳を預かり、それをお子さんに授乳させていました。
その時に感じていたのは、母親によってなぜこんなに母乳の色が違うのだろうという事でした。
その当時は 自分に育児経験もなく、看護師としての知識も薄かったので疑問に思うだけで、
良くわかっていませんでした。
黄色の母乳は乳腺炎の始まりのサイン?!
出産後の1週間位は 特に免疫の高い初乳が出て、
その色は黄色ですが、これは正常です。
自分の母乳の色は何色でしょう?
入院や仕事の都合等の何らかの都合で子供と離れない限り、
大抵、搾乳をしないと思いますし、ましてや他の人の母乳の色と比較することもなく
母乳の色はほぼ見ていないと思います。
出産約1週間後には薄く白い母乳になるはずですが、
その後ももし黄色であれば、やはりそれは食事の影響を受けた油っぽい母乳なのだと思います。
油っぽい母乳は乳腺を詰まらせ乳腺炎を引き起こしかねない状況ではないでしょうか。
食習慣に心当たりはありませんか?
母乳を黄色から白へ|美味しい母乳は乳腺炎を防ぐ1つの手段
黄色い母乳を赤ちゃんは好みません。味自体が美味しくないようで
吸う量が減り、ひどいと母乳を拒絶するようになるそうです。
赤ちゃんが母乳を吸わないという事は栄養面、成長に影響してしまいます。
赤ちゃんが母乳を吸わなくなると、母親の方は
乳汁がたまり、乳腺炎になりやすくなってしまいます。
そのような最悪の事態にならないように、できる事からトライしてみてください。
- 自分の母乳の色に興味をもちましょう。
- 母乳をティッシュにたらし 色を見て把握しましょう。
- 時折 搾乳してみましょう。
- 黄色い母乳がでるようであれば、食事内容を見直しましょう。
- 助産院等の母乳外来をリサーチしておきましょう。
- 黄色い母乳が続く時には 躊躇なく母乳外来を受診しましょう。
母乳の黄色からさまざまなメッセージを受け取ろう
母乳の知識など、それまで教えてもらったこともなく、
さほど母乳育児経験者が周囲にもいずに育児を始めた方は
こんな大変だとは想像していなかったと思います。
私もその1人です。周りの皆は楽しそうに育児をしているのに
自分は何故こんなに辛いのかと思ったりしたものです。
そんな私でも1人目の子は2歳半で卒乳、
2人目は現在2歳でまだまだ母乳を続けながら(白いサラサラした母乳なので、きっと美味しいのでしょう)
日々楽しんでいます。
自分の体の変化や 母乳の状態 赤ちゃんの様子等
色々なことにアンテナをたて情報をキャッチし、解釈していくうちに
毎日少しずつ素敵な母親に近づくことでしょう。
乳腺炎なんか恐れない強い母親になるに違いありません。