乳腺炎のカンタン対処法|前兆に気づくには・・・
母乳育児ママさんの大きな悩みといえば、代表的なものに乳腺炎があります。
乳腺炎は母乳が良く出る人がなるものでしょ?私には関係ないかも…。
と思っているママさんもいらっしゃるようですが、母乳の出方には関係なく、乳腺炎になってしまうことはあります。
母乳育児をしているママさんなら、誰にでもあてはまるものだと考えてもらってもよいでしょう。
今回は、乳腺炎になってしまった時の対処法をいくつか挙げてみました。
乳腺炎に対してお悩みのママさんの参考になると幸いです。
まず、どのような状態が乳腺炎の前兆なのかというと、
・授乳のたびに乳頭に痛みがある
・乳頭の先に水ぶくれのようなものがある、または水ぶくれのような跡がある
・乳房が熱を持っている
・しこりがある
などのような状態は、乳腺炎になりかけていると言ってよいでしょう。
何かしらの対処をしなければ、ひどい乳腺炎になってしまいます。
上記で挙げた、水ぶくれのようなものとは、白斑といって、乳管の一部が詰まっている場合や詰まりかけていて炎症を起こしている状態にあたります。
乳頭の部分をつまんでみて、母乳が出るのでしたら、完全に詰まっている状態ではないので、少し揉んでみて乳管を広げてあげてください。
水ぶくれのようなものは潰しても大丈夫ですが、イソジンで消毒するなどして衛生的にしてくださいね。
この白斑の対処法としては、授乳のときに普段と違う体勢で授乳することをこころがけてみましょう。フットボール抱きなどがオススメです。
普段と違う体勢で授乳することで、いつもは吸われにくい乳管の母乳が出やすくなります。
乳腺炎の対処法としてよく言われることなのですが、食事内容には十分に気を付けましょう。
おっぱいが詰まりやすくなる食べ物は控えるようにしてください。
例)高カロリー食・乳脂肪・スイーツ系・餅米など
乳腺炎の対処法として一番いいのは赤ちゃんに吸われる事です。
白斑がある状態での授乳は痛みでつらいのですが、断乳や搾乳だけにするのはやめましょう。
白斑は治りにくいもので、2~3週間かかる場合もあり、一度治ってもまた繰り返してしまう方も多いようです。
乳腺炎になりやすいママさんはできるだけまめな授乳をし、対処法として葛根湯をドラッグストアなどで購入して早めに飲むといいかもしれません。
乳腺炎につながるものとして、しこりなども挙げられます。
症状としては、
・押さえると痛みがある
・乳房の一部に固まりがある
・授乳の際にチクチクした痛みがある
・授乳の後も乳房が張っている
・授乳していないときも常に痛みがある
などがみられます。
これら、しこりの対処法としても、普段と違った体勢で授乳するのがいいですね。
赤ちゃんの吸い癖でどうしてもしこりができやすいという方もいます。これは赤ちゃんがいつも同じ方向から吸うことで、普段吸われにくい乳腺が詰まってしまうことによるものです。
他にも、授乳間隔が開いた・回数が減った・おっぱいが詰まりやすい料理を食べた・ストレスなども関係してきます。
しこりができてしまった場合は、しこりを揉んだりしても痛いだけで改善にはならないので、対処法としてしこりは触らず冷却シートなどで冷やすようにしましょう。
キャベツの葉を濡らして湿布代わりにするのも効果があると言います。
そして冷やすだけでなく、乳管の詰まりをとるためにマッサージをしましょう。
赤ちゃんの飲み方でも乳腺炎になる場合があるといいましたが、
その傾向として
・いつも同じ体勢で飲ませている
・乳頭をつぶした状態で飲んでいる
・添い乳など、片方のおっぱいがつぶれた状態で飲ませている
などがあります。
これらの対処法としては、
赤ちゃんに授乳するときの体勢に気を付けるようにしましょう。