はじめて乳腺炎になった時のカンタン対処法
とっても痛い乳腺炎。
なんだか胸が痛いし、寒気がする…..と思っていたら、一気に高熱が出て動けなくなってしまうこともあります。
はじめてなる方は、これって乳腺炎なのかな?、乳腺炎みたいだけど対処法がわからない、と戸惑ってしまいがちですよね。
今回は、はじめて乳腺炎になってしまった時の対処法について主に見ていきたいと思います。
乳腺炎とは
「乳腺炎」という言葉は知っていても、その症状や具体的な対処法まで知っている方はあまりいないのではないでしょうか。
私も実際になってみるまで知識がなく、はじめて乳腺炎になった時はどうしたら良いのか分からずに困ってしまいました。
そんな乳腺炎とは、読んで字のごとく乳腺(母乳を分泌したり、外に運ぶところ)の炎症のことで、「乳房にしこりができて痛くなったり、赤くなって腫れてしまったり、時に高熱を伴って授乳に支障をきたすこと」と定義されています。
しかしその症状は様々で、乳管(母乳の出口)が軽く詰まって痛いというものから、細菌感染してしまったり、もっと重症では手術が必要な場合まであり、ここからが乳腺炎!という明確な線引きはありません。
乳腺炎を医学的にみると、
・乳管が詰まって痛い状態の「乳汁うっ滞(うつ乳)」
・乳房の腫れと痛み、一部が赤い、発熱(38.5度前後)といった状態の「非感染性炎症」
・乳房全体の腫れと発赤、激しい痛み、39度以上の発熱といった症状の「急性細菌性感染症」
の3つに分けられます。
また、治療の側面からみると、軽いうつ乳の状態では「乳腺炎なりかけ」、乳房の症状と38℃以上の発熱、非感染性と急性細菌性のどちらも含めた「本格的乳腺炎」、急性細菌性感染症が悪化したりなどで乳房膿瘍になってしまい、手術が必要になる「重症乳腺炎」に分けられます。
専門家に診てもらおう
応急処置で改善すれば良いのですが、それでもダメな場合もあります。
乳腺炎を放置すると、悪化して手術が必要になってしまう場合もありますので、なるべく早めに専門家に診てもらうようにしましょう。
特にはじめて乳腺炎になってしまった場合には、専門家からアドバイスを受けたり色々教えてもらうことで、気持ち的にも安心できます。
出産なさった病院や助産院、母乳外来のある病院(大きな病院にあることがあります)、桶谷式などの母乳相談室に行ってみるようにしましょう。
高熱で動けない場合には、自宅まで出張してマッサージなどしてくれる助産師さんもいますので、ぜひ調べて電話をしてみて下さい。
私も出張専門の助産師さんを見つけて電話をしたことがあります。
あいにく、予約がいっぱいですぐには来れないとのことだったのですが、電話口でたくさん丁寧にアドバイスをしていただき本当に助かりました。
最近は「赤ちゃん訪問」などで、赤ちゃんが産まれると自宅まで助産師さんが訪問して様子を見に来てくれる地域も多いと思いますが、その時に助産師さんが名刺を置いていってくれることがあります。
名刺や連絡先をご存知の場合には、電話で相談してみるのも良いと思います。