「乳カス」の原因とカンタン対処法
妊娠中は、乳腺の発達と同時に乳首からも少しずつ乳汁分泌が始まります。
そして乳頭にカスのようなものが溜まりこれが乳カスと呼ばれているものです。
もちろん授乳期でも乳カスは溜まることが多いので、
しっかりケアをして清潔に保っておく必要があります。
ケアを怠ることで、白斑や乳栓になって乳腺を詰まらせ
「乳腺炎」の原因につながることもあります。
乳カスの原因
乳カスの量などは個人差がありますが、
脂っこいものや甘いものを多く摂ってしまうと油カスのような乳カスが多く分泌されてしまいます。
したがって、サラサラの母乳を作るため乳カスや乳栓のもとにならないように
食事に気を付け水分を多く摂ることが「乳腺炎」を予防することになるのです。
乳カスの取り方
しらずしらずの内に残った母乳が垢のようにこびりついたり、
母乳以外の分泌物や角質が垢となって乳頭に溜まってきます。
その垢、つまり乳カスはきれいに取り除いておきましよう。
毎日入浴時には、石鹸などでやさしく洗ったり軽くマッサージして
汚れを落とすようにしましょう。
それでも落ちにくい乳カスはオイルパックを試してみて下さい。
乳カスの取り方(ひどいとき)
乳首パックともいいますが、入浴する前にコールドクリームやオリーブオイル・ベビーオイルなどを乳首に直接塗ります。
肌に刺激のないオイルを使いますが、おすすめは馬油です。
最近の馬油は匂いもマイルドになっていて、私のお気に入りはバニラの匂いのものです。お手入れ以外にもいろいろな用途に使えますのでたいへん重宝しています。
次に乳首より大きめのラップをその上にかぶせます。約20分間そのままにしておきます。
その後は、お風呂に入って乳首を優しく拭うようにするとスルリととれ、その後シャワーなどで流せばきれいになります。
清潔に保つために、乳首パックは週1回程度行うと効果的です。
妊娠中は無理のないように、授乳期は忙しさで忘れないようにして自宅でのケアを行って、柔らかい清潔な乳首を保って赤ちゃんが飲みやすくトラブルの少ない快適な毎日を過ごしたいものですね。