乳腺炎の予防に|授乳期の献立を考えよう!
お母さんお父さんにとって、子供が生まれたら「食事」のことは
今までよりも重要視されるのではないでしょうか。
お母さんの摂る食事・飲料は「母乳」という形で赤ちゃんに栄養として行き届きます。
そのような【食】については、生まれてからではなく、
生まれる前の“妊娠期”からしっかりと考えていきましょう。
妊娠期に事前準備が出来るため、出産後スムーズに食生活の献立を考えることができるでしょう。
そのことがゆくゆくは乳腺炎の予防にもつながるかと思います。
基本は「食事バランスガイド」
「食事バランスガイド」とは、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかわかる食事の目安で、
「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5グループの料理や食品を組み合わせてとれるよう、
コマのイラストで適量をわかりやすく示しているものです。
妊娠期間中から授乳期を通して貧血気味の方は多いかと思います。
貧血予防のためにも毎日栄養バランスのとれた食事をきちんとすることが大事です。
良質のたんぱく質、鉄、ビタミンなどを多く含む食品(ひじき・レバー・ほうれん草・高野豆腐など)を
上手に取り入れた献立にしましょう。
そして、授乳期の食生活の質が悪いと美味しくない母乳になり、
赤ちゃんがおっぱいを吸うことを嫌がり体重も増えていかないという危険因子もはらんでいます。
おっぱいをあまり吸ってくれないとお母さんのおっぱいは古い母乳が溜まっていき、
乳腺炎になる可能性も潜んできます。乳腺炎にならないように、
食を通しての予防をすることをお薦めします。
食事バランスガイドは各地域の子育てガイドや母子手帳にも載っていますので
しっかりと目を通して準備をしましょう。
注意をした方が良い食事事例
食事バランスガイドに則って献立を考えていても、時には控えた方が良い食事もあります。
それは「乳腺炎になるかもしれない」「質の悪い母乳になるかもしれない」食事です。
私が乳腺炎になる直前に食べていたり、どろどろした母乳となる元となった食事は以下でした。
・カレーライス
・おでん
・脂肪分の多いお肉
・油ものの多い料理
・糖分の多い果物
・乳製品
乳腺炎と食事の因果関係ははっきりしていないことも多いのですが、
私自身が乳腺炎を2回経験して思ったことは「予防のためには“食べ過ぎ”禁物」でした。
授乳期が始まるとお腹が減るために結構な量を食べたりしていました。
しかし、“食べ過ぎ”によって高カロリー摂取となり、
詰まりやすいおっぱいになっていたことは間違いないでしょう。
ただし、「控えた方が良い食事」を【摂取厳禁!】にするとストレスとなって、
これまた乳腺炎になる可能性がありますので、
食べたい時は少量を摂るようにしてみてはどうでしょうか。