乳腺炎の痛みとハレに|授乳中ママでもロキソニンは飲んでいいの?
授乳中のママのおっぱいトラブルの代表である「乳腺炎」。
私も授乳中に乳腺炎になってしまったときは、
おっぱいはガチガチで痛いわ、発熱して悪寒が止まらないし、
大変な目にあいました。
すぐに病院に行ければいいけれど、
土日で病院が閉まっていたり赤ちゃん連れで中々動けなかったりすると、
つらい痛みを我慢しなければならなくて大変です。
そんな時、使いたいのが市販の鎮痛薬や解熱薬。
中でも「ロキソニン」は優れた鎮痛作用で知られています。
ですが、授乳中に飲んでも大丈夫でしょうか?
授乳中にロキソニン 赤ちゃんへの影響は?
ロキソニンは、出産後や妊娠中の痛み止めとして産婦人科で処方されることも多い薬です。ですので、なかには頓服として持っているママもいることでしょう。
ロキソニンは「ロキソプロフェンナトリウム水和物」を主成分とした消炎鎮痛剤です。優れた鎮痛効果を持ち、即効性のある薬です。
処方されるロキソニンと市販の「ロキソニンS」は、成分は同じですし、成分の母乳への移行率の非常に少ないので赤ちゃんへの影響もほとんどないと言われています。
しかし、私は痛みのひどい時に、薬局にロキソニンSを買いに行って薬剤師の方に授乳中であることを告げると、「医師の相談なしでの服用は控えてください」と販売してくれませんでした。
これにはかなりガックリ。泣く泣く手ぶらで帰りましたが・・・どういう事だったんでしょうか。
授乳中のロキソニンの服用には医師との相談を!
実はロキソニンは授乳婦への服用の安全性は確立しておらず、医療サイト「メディカルタウン」では原則として服用しないようにと説明されています。
また、やむを得ず服用する場合は授乳を中断することとも書かれています。ロキソニンの使用説明書にも「妊娠中、授乳中の方の服用は避けてください。」とあります。
たとえ以前に病院から処方されたとしても、症状はその都度違います。やはりまず専門である医師に相談してから、医師の判断に合わせての服用がいいようですね。
ロキソニン以外で授乳中でも服用できる鎮痛薬
授乳中に飲める鎮痛剤にはロキソニン以外にも何種類かあります。
カロナールはアセトアミノフェンの主成分とした解熱鎮痛剤です。産婦人科や小児科で処方されることも多く、授乳中でも安心して飲める薬です。
カロナールは他の解熱鎮痛剤に比べて副作用が少ないのですが、大量に飲みすぎると肝臓や腎臓に障害が起きることもあります。用法用量はきちんと守って飲みましょう。
また、アセトアミノフェン系の市販薬としては「タイレノールA錠」などがあります。
イブプロフェン系の解熱鎮痛薬である「イブA錠」「イブクイック」も妊娠中、授乳中に飲める薬です。痛みや腫れを抑え、胃にもやさしいのが特徴です。
イブプロフェンも母乳にはほとんど出ないとされていますが、説明書には服用は医師や薬剤師に要相談と書いてありますので、自己判断だけでなく、医師に相談してからの服用にしましょう。
妊娠中だけでなく授乳中も、赤ちゃんの影響が気になってしまう薬の服用。できるだけ自己判断での服用は避け、専門機関に相談のうえでの使用を心がけましょう!