まさかの乳腺炎(私の体験談)
乳腺炎・・・・なった人や、なりかけの人ならば分かると思いますが、辛いですよね・・・・。
友人の体験談によると「胸を車で轢かれたような気分」とのことですが、本当にそれぐらい辛いものです。
ひどい乳腺炎になってしまったら、できるだけ早く病院に行くことが大切ですが、人それぞれ事情などがあると思います。
ここで、私の体験談を紹介しましょう。参考になれば幸いです。
出産直後、なんと主人の海外転勤が決まりました。
元々希望していたので喜ばしいことだったのですが、まさかこのタイミングで?とさすがに焦りました。
単身赴任してもらうことも考えましたが、帰国時期も未定だったし、友人の体験談などから、海外赴任は私の憧れでもあったので、一緒に行くことに。
いざ行ってしまえば何とかなるもので、念願の海外での新生活を楽しもうと思っていたのですが・・・・。
移住後数ヶ月してすぐ、乳腺炎になってしまったのです。
二人目の子供だったので、友人の体験談などから乳腺炎に関する知識は多少あったものの、自身がなったのは初めてでした。
言葉も分からない、慣れない国でどうしたら良いのか分からず、インターネットの体験談などを検索して、冷やしてみたり、搾乳してみたり、いろいろと試してみたものの、不安が募るばかり。一向に良くなる兆しも見えず、ついに高熱を出して寝込んでしまいました。
何とか休みを取って病院に連れて行ってもらえないかと主人に相談してみたところ、会社の上司が快諾してくれ、すぐに医者に診てもらうことができました。
後で聞いた話ですが、その女性の上司も実は乳腺炎の経験者だったのだそうです。主人から私の症状について聞き、「それはすぐに病院に連れていかないと!何でもっと早く言わなかったの!」と怒られてしまったそうです。
しかもその上司が、数日間だけでもお手伝いさんを雇うように主人を説得してくれ、病院に行った翌日からすぐに、日本語の分かるお手伝いさんが来てくれました。
そして偶然にも、そのお手伝いさんもまた乳腺炎の経験者でした。たどたどしい日本語ながらも、自身の乳腺炎の体験談を語ってくれ、それだけでも随分気持ちが楽になりました。
家事だけでなく二人の子供の面倒も見てくれたので、私は病院で処方された薬を飲み、安静に過ごすことができ、私の乳腺炎はすぐに完治しました。
インターネットの体験談や解説サイトなどによると、乳腺炎の最大の原因はストレスなのだそうです。
私の場合、ただでさえ慣れない育児で辛いのに、友達もいない、言葉さえよく分からない国で孤独に過ごしていたことが、乳腺炎の引き金になってしまったようです。
また、暴飲暴食をしたから乳腺炎になるとは限らないものです。日本での母乳のための食事指導について、私の体験談をお手伝いさんに話したところ、びっくりしたような表情で、「むしろ食べたいものを我慢してストレスをためる方が良くないんじゃないの?」と言われてしまいました。本当、そうなんです。
その後しばらくして、私も新しい生活に慣れ、ママ友などもでき、ストレスは徐々になくなっていったので、幸い乳腺炎を再発することはありませんでした。
同じように日本から小さなお子さんを連れて出向してきた方には、お節介かと思いながらも私の体験談をお話しています。
一般的なケースではないと思いますが、こんな私の体験談が乳腺炎で悩んでいる方々の支えになれば良いと思っています。