母乳育児中に恐怖なことといえば、おっぱいが激しく痛む乳腺炎ですよね？

乳腺炎は軽いものであれば赤ちゃんに母乳を吸って貰えばすぐにおさまるのですが、症状がひどくなると詰まっている箇所を切開する必要があります。

でも切開だなんて聞いただけで痛いですし、傷跡が残ってしまうのではないかと心配になります。そこで今回は乳腺炎がひどくなって切開することになったお母さんに向けて、傷跡は残るのか、できるだけ残さないようにするにはどうすべきかを詳しくご紹介していきます。

乳腺炎で切開が必要になるときは？傷跡は残る？

乳腺炎は母乳を生成して貯蔵している場所に母乳が詰まってしまい、激しい痛みが出てしまう多くのお母さんが恐怖する疾患です。乳腺炎のなり始めは痛みが出てきて、母乳が詰まった箇所が硬くなってきます。

そのまま赤ちゃんに詰まっているところを吸ってもらえたら、そのまま事なきを得るのですが…。詰まったところを放置していると症状がひどくなって、赤く腫れ上がって高熱も出てきてしまいます。

乳腺炎がひどくなるとどちらを向いても痛い状態で、とても辛いんですよね。ここまでくると乳腺炎が重症化しているので、病院で治療をすることになります。

どうしても詰まりが取れない時は切開をして、膿を出していかなければなりません。この時はメスで切開をするので、場所によりますが傷跡はある程度残ってしまいます。

中にはケロイド状になって、傷跡が塞がってからしばらくして痒みを感じることもあります。

乳腺炎での切開で傷跡が残らないようにするには？

乳腺炎で切開することになったとき、手術のように傷跡を縫うことはしません。傷跡をそのままにしておくことで、詰まった膿を自然に出していく効果があるのですね。

乳腺炎での切開で傷跡がなるべく残らないようにするには、痒みが出ないように保湿をしっかりすることです。痒みが出て触ったり掻いて刺激してしまうと、切開したところがまた傷ついてしまいます。

保湿をしながらカサブタができるのを待ち、カサブタを無理やり剥がさないようにしましょう。綿100%などの肌当たりの良い素材の下着を身につけて、傷跡を刺激しないようにします。

このように保湿で傷跡を保護することで、乳腺炎の切開も傷が早めに治ってきます。

乳腺炎で切開しても傷跡は目立たなくなる！

乳腺炎がひどくなって切開することになったお母さんに向けて、傷跡は残るのかご紹介してきました。乳腺炎になって切開をすることになっても、手術跡みたいに傷跡がクッキリ残ることは少ないです。

乳腺炎の切開では傷跡を縫うことはしないので、しっかり保湿をしていれば目立たなくなってくるのです。そのため例え乳腺炎になって切開することになっても、慌てないで傷跡を守ってくださいね。

乳腺炎はひどくならないよう症状が軽いうちに、早めに病院などに行って対処をしましょう。