まずは「しこり」と「熱」に気づいて|乳腺炎の治し方
赤ちゃんが産まれてすぐに飲ませるおっぱい。
産まれたその日から、人によっては1年間以上、2年ほども授乳が続きます。
赤ちゃんとお母さん、2人の大事な時間です。
そして、まだおっぱいしか飲めない赤ちゃんにとっては、
その小さい命を繋ぐための大事な栄養をもらえる、大事な時間なんです。
そのおっぱいに、ある日、カチカチのしこりを見つけたり、
一部分だけ熱を持ってしまったりすることがあります。
または、風邪かなぁと思ったら、乳腺炎だった、ということも。
なんだか頭が熱っぽくて体がだるい。
体の節々が痛くて、辛い。風邪ひいちゃったかなぁ。
でも授乳中は気軽に市販の薬も飲めないし。
初めての子育てをしているお母さんにとっては、本当に不安な気持ちになるし、焦りもありますよね。
でも、これはよくあることなんですよ。その症状はほぼ間違いなく「乳腺炎」なんです。
乳腺炎のしこり|その正体は?治し方は?
おっぱいは「乳腺」という腺を通って乳首から出てきますが、
その細い乳腺がおっぱいで詰まってしこりができてしまうことがあるんです。
原因は様々ですが、授乳の時に赤ちゃんを抱く方向がいつも同じだと、
飲んでもらえる部分が決まってしまいます。
そうすると、作られたのに、
飲んでもらえないおっぱいがどんどん詰まってしまったりします。
そんな時の乳腺炎の治し方は、
授乳の時の抱き方を変えたり、
抱く方向を変えてみたり。
また、飲ませながら、自分で詰まっている部分をやさしくマッサージして、しこりを取ることもあります。
そんなにたくさん飲んでくれない時には、
自分で詰まってしまったしこりの部分をマッサージして、
余分なおっぱいを取り除くようにします。
赤ちゃんと一緒に試行錯誤ですね。
片方だけ飲ませるのではなく、平等に両方のおっぱいから飲んでもらうようにするのも、
乳腺炎の治し方としては大切なことです。気をつけてみてくださいね。
乳腺炎のしこりの治し方|ママを癒せ?!
ママの育児疲れが原因で乳腺炎になることもよくあるんです。
そんなことを言っても、毎日24時間、必死に育児をしているお母さんにとっては、
疲れないという方が無理!と思いますよね。
お母さんが疲れてダウンしてしまうと、本当に赤ちゃんにとっては命取り。
産まれたばかりの赤ちゃんにとっては、お母さんが全世界ですからね。
是非、上手に周りの人に頼って気分転換をさせてもらったり、
赤ちゃんが寝ている間は一緒に睡眠を取ったりと、自分の体をできるだけ休める努力もしてください。