どれくらいかかるの?乳腺炎の手術とその費用
乳腺炎が悪化すると搾乳やマッサージでは治らないことがあります。
細菌がおっぱいを蝕んで膿が溜まっていくと切開手術をしないといけなくなることがあります。
この切開手術、乳腺炎になった人のうちの1%ほどが手術を受ける症状の場合があります。
実は乳腺炎の兆候が出た場合、産婦人科ではなく乳腺科に行った方が良いことをご存知でしょうか?
赤ちゃんの母乳のことだから産婦人科で診断を受けようとする方が多いと思いますが、
産婦人科では抗生物質を処方するだけに留める場合だけのことが多いようです。
そのため、乳腺炎の悪化を止められない・・ということもあったりするそう。
そのため、乳腺炎の疑いがあったら外科的処置が迅速に出来る乳腺科の対応が良い場合もあるそうですよ。
どんな乳腺炎の手術をするの?
乳腺炎の手術は簡単です。乳房に局所麻酔をし、切開後に膿を取り除きます。
乳がん検査などで行うエコ―検査。手術でもこのエコーを行い、膿が溜まっている場所にマーカーを引き、
その箇所を切開手術で取り除いていきます。
ただ、手術をしたら終わりなのではなく、その後は抗生物質の点滴をし、
しばらくは傷の消毒と抗生物質の点滴をしに通院することになります。
つまり、手術を必要とする乳腺炎の判断をされたら、以下のような流れが待っています。
1.エコーで膿の溜まっている場所を確認
2.切開部分をマーカーで印す
3.麻酔を注射
4.マーカーで印付けした部分を切開し、小さな穴を開ける
5.膿を出す
6.乳腺炎の治りが悪いと、ドレーンを穴に装着
乳腺炎の手術から完治まではどれくらいかかるもの?
乳腺炎の手術は基本的に日帰りで終わるものです。
手術時間はたった30分!ただ、たったの30分でも麻酔をすると強い痛みを伴うのと、手術後も1か月は傷の消毒のために通院しないといけないため、子育て中はしんどいかもしれません。
なんせ切開した場所にガーゼをあてて、それを毎日消毒&交換を繰り返していくからです。
交換する時、麻酔はしないため、これがまた痛いそうです。
乳腺炎の手術って保険の適用になるの?
乳腺炎の手術は保険適用となります。
そのため治療費は薬剤も入れて1万円以下と言われています
(病院によるかもしれませんが、数千円程度のところも・・・)。
症状が重い場合は別の処置が入ったりする可能性もあり、
また術後の通院費などによって1万円以上かかる場合もあるかもしれません。
手術を伴う乳腺炎になった場合、
きっと私だったら「手術費っていくらするんだろ?」と躊躇う気持ちが出てくるかもしれませんが、
保険適用であれば全体的に良心的な価格だということが分かりましたので、
悪化する前にさっさと治療して安心して母乳育児を薦めたいと思いました。