乳腺炎の治療に薬が必要になることも!治療薬の種類は?
しこりや痛み、38℃以上の発熱などの本格的な乳腺炎の症状になると、
治療に薬が必要になることもあります。
治療に使用するのは、細菌の働きを抑える抗生物質、
体温を下げる解熱鎮痛剤などです。
ここで、「症状が必ずしも細菌感染によるものではないのでは?」
と思うママもいるでしょう。
でも、症状が細菌感染によるものかどうかは、
病院でも判断が難しいことが多いようです。
・乳腺炎の治療薬に使用する解熱鎮痛剤や抗生物質は?
本格的な乳腺炎の症状を治療するための治療薬として、解熱鎮痛剤や抗生物質が処方されることがあります。主な解熱鎮痛剤の種類としては、アセトアミノフェンやイブプロフェンなどがあります。
それから、抗生物質として、経口用セフェム系のフロモックスやセフゾン、トミロン、そしてメイアクトなどが使われることもあります。症状によっては、これら以外の抗生物質が処方されたり、点滴を受けることもあります。
乳腺炎を完治するためには、もちろん処方された薬を医師の指示通りに飲むことも重要です。ただ、水やスポーツドリンクなどでしっかりと水分を摂取すること、体を十分に休めることも忘れないようにしましょう。
・乳腺炎の治療薬を飲んでいる間でも授乳は可能!
「乳腺炎の治療薬として解熱鎮痛剤や抗生物質を処方されている時は、授乳しては不味いのでは?」と心配になるママもいるかも知れませんね。本格的な症状であっても、やはり授乳が一番の治療です。
母乳育児に理解のある医者であれば、基本的には授乳しても問題ないような薬を処方してくれるはずです。念のため、授乳が可能な薬かどうかを確認しておきましょう。
もし授乳がを中止しなければならない治療法を提案された場合には、できれば授乳を継続したい旨を医師に相談してみましょう。そして、授乳が可能な場合には、服用は授乳を行ってすぐのタイミングにして、次の授乳までに時間を置くようにすれば、赤ちゃんへの影響も少なくなります。
とは言っても、毎日の授乳にはリズムもあって、決まったリズムを崩すことで胸の張りが苦しくなることもあるかも知れません。授乳時間に関しては、医師に確認しておくと安心でしょう。