乳腺炎で市販のロキソニンを使用しても大丈夫？

2015年12月27日 [薬の効果]

乳腺炎による発熱や痛みを何とかしようと、

市販のロキソニンで対応しようと考えることはありませんか。

でも、「授乳中だと、赤ちゃんに悪影響が及ぶといけないから。」と、

薬の使用を迷っているママも多いでしょう。

医師の処方ではない薬は、なかなか医者にかかれない時でも、

手軽に手に入るのは便利です。

ただ、その反面、薬を使用するかどうかは自己判断ですし、

万一何か起こった場合も自己責任と言う点が怖いですよね。

・カロナールはロキソニンよりも作用の弱い鎮痛薬

乳腺炎による症状を緩和するために、市販のロキソニンを使用するのは、絶対にいけないと言うことはないでしょう。出産入院中に後陣痛に耐えられない場合に、痛み止めとして処方されることのある薬ですから。

ただ、薬を使用すると赤ちゃんに悪影響が及ぶことはないとは言え、少なからず薬の成分が母乳に行く可能性があると考えた方が良いでしょう。なので、後陣痛くらいの激痛でもない限りは、ロキソニンよりも作用の弱い薬で対応しておくのが無難です。

比較的作用の弱い代表的な鎮痛薬としては、カロナールがあります。カロナールは妊娠中や授乳中に歯医者さんにかかった時にも、処方されることのある薬です。

市販薬を使用するのは自己判断でリスクも伴うので、薬の使用はどうしてもと言う時だけにしておきます。そして、どうしても必要な時は、作用の弱い薬で対応しましょう。

乳腺炎で市販のロキソニンの使用を悩むくらいであれば、やはり専門家である医師に相談するのが一番スッキリするはずです。症状を緩和するのに必要な薬は、医者でも処方してもらうことができます。

しかも、医者の場合は自己判断とは違って、体調を確認した上で皆さんに合った薬を用意してくれます。もちろん、それで万一のトラブルがあれば、医者が責任を持って対応してくれるはずです。

「赤ちゃんの面倒を見てくれる人がいなくて、医者に行けない。」「すぐに医者にかかろうにも、休診日が続いている。」こんな時以外はすぐにでも医者にかかって、適切な薬を処方してもらうのが良いでしょう。