乳腺炎になったら外来は「女性医師」という安心感
最近では、産婦人科や乳腺専門の病院などでは
外来時に女性医師の姿を多く見かけるようになってきました。
同じ女性目線で話ができるので、
安心できるといった声も多く聞かれます。
「乳腺炎」で受診すると
病院では、医師による問診や視診、触診があります。
血液検査では、白血球の増加やCRP値の上昇を調べます。
乳房専用のレントゲン、マンモグラフィー超音波検査によって、
しこりや乳管の拡張有無を調べる場合もあります。
膿瘍(のうよう)が確認できれば膿汁を採取し、細菌を特定することができます。
これらの検査は「乳腺炎」と症状が似ている、
炎症性の乳がんではないことを確認するために行われます。
一連の検査が女性医師のもと行われる病院も全国では増えてきています。
女性医師のメリット
医師の能力に男女差はないと考えます。
しかし、例えば「乳腺炎」などの女性特有の病気の場合、
「男性に診てもらう」というハードルはどうしても高くなります。
そのために本来受けるべき治療を受けられずにいる人のために、
女性医師が入り口となることで受診することに抵抗がなくなります。
その後、必要に応じて男性・女性にかかわらず
専門の医師に振り分けていくことが望ましいでしょう。
女性医師の現状
厚生労働省によれば、2002年度の医師国家試験合格者の約3割が女性医師であり、
合格率でも男性89%に対して女性は94%と高く女性の健闘が目立つ結果となっています。
一方、文部科学省の調べでは、現在全国の医学部学生の男女比率は
ほぼ半々になりつつあり、このままのペースでいけば、
数年後には女性医師の数が男性医師の数を上回る可能性もあるようです。
「乳腺炎」をはじめ女性特有の病気は精神的なストレスからきている場合も少なくはありません。
不安がいっぱいでやっと訪れた病院でにっこりと笑って
親身に話を聞いてくれる女性医師がいれば、安心して受診できるという人もいるでしょう。
近年女性医師の増加もあり、
全国的に女性医師における外来を増設している傾向がありますので、ネットや口コミで調べてみてはいかがでしょうか。