乳腺炎と乳腺症の違いとは?!母乳育児ママの基礎知識
乳腺炎、乳腺症…
どちらも聞いたことがあると思います。
でも乳腺炎と乳腺症の違い違いって分かりますか??
乳腺炎は乳腺が炎症を起こしたために熱を持ったり、
痛みやしこりが出来たりという症状が表れるものです。
細菌なんかが入って膿が出たりする場合はもっとひどくなるし、
外科手術をしなくてはいけないこともあるのでちょっと怖いですよね…
さて!では乳腺症とはなんでしょう。
しこりができたり硬くなったり…疼痛という症状がでます。
でも意外なことに病気ではないんです。
女性ホルモンが崩れたことによって乳腺に起こる
変化やトラブルをの総称が乳腺症なんです!
そして乳腺症は先程も言いましたが病気ではないので、
殆どの場合は心配もなく、特に治療の必要もありません。
乳腺症になる原因は?
実は乳腺症になる原因はまだはっきりとはわかっていないのだそうです。
けれど女性ホルモンが変化する月経周期
と関係性があるといわれています。
それはなぜかというと乳腺自体が月経周期にあわせて
発育と減少を繰り返すからです。
そしてその過程で異常が発生すると考えられているのだそうです。
生理前におっぱいが張ったことがあるという方も多いと思います。
女性ホルモンの変化で表れる症状の大きさには個人差があるので
気にしていなかったという方も多いと思います。
ただ月経とは関係なくおっぱいの違和感なんかを感じる場合や
気になるという時には乳腺外来や母乳外来を受診してみるのもいいと思います。
乳腺症の時の授乳はどうなの??
人によっては気付かないくらいの症状の時もある乳腺症。
乳腺炎よりは痛みも弱いという話も聞きますし、
簡単に区別がつくと思います。
ですが心配なのが授乳してもいいかどうか
やはり病気ではないので授乳も大丈夫ですし、
今後の妊娠を考える時も問題ないようです。
これは一安心ですよね、母乳育児をあきらめなくてはいけないなんてことになるとショックです。
ただ注意点としては乳腺症のしこりなどがある状態や症状は乳癌とも同じということです。
なのでこまめなセルフ検査や
病院での定期的な検査は忘れないようにしましょうね。
病気ではありませんが乳腺症というものがあるということを
頭に入れておくことも大切ですね!