もうムリ~となる前に!母乳育児中の『簡単』ストレス解消法
母乳育児を目指しているママさんはとても多く、
妊娠中から“母乳で育てたい”と強く思って
努力しているママさんもいらっしゃいますよね。
それだけ母乳育児には、赤ちゃんの身体や心の健やかな成長において、
素敵なメリットがたくさんあるものです。
一方で母乳育児には、
つらい乳腺炎、
大変な夜の授乳、
授乳間隔が開かずに赤ちゃんを預けることができない、
食べたい物を我慢しなければならない、
赤ちゃんに歯が生えてくれば噛まれて痛い
などなど、ストレスが溜まることもたくさんあります。
そこで今回は、そんな母乳育児中にかかるストレスの解消法について
考えてみたいと思います。
☆ストレスは母乳育児の大敵!?
「ストレスは母乳の出を悪くする」と聞いたことのあるママさんもいらっしゃるかも知れません。
これは本当のことで、ストレスが溜まると自律神経のバランスが乱れ、
母乳をつくるために大切なホルモンが正常に分泌されなくなってしまうため、
母乳が出にくくなってしまうのです。
通常は、赤ちゃんがママのおっぱいを吸うことによってその刺激が脳に伝わり、
母乳をつくるホルモンである「プロラクチン」と、母乳を出す働きのあるホルモン「オキシトシン」が
分泌されるようになっています。
ところが、ママに過度なストレスがかかると、オキシトシンの分泌が抑制されてしまいます。
そうなってしまうと、赤ちゃんがどんなに一生懸命におっぱいを吸っても
母乳があまり出なくなってしまうのです……。
また、ストレスによって自律神経が乱れることにより、
血流も滞ることも母乳が出にくくなる一因となっています。
☆母乳育児中のストレス解消法
冒頭にも書いた通り、母乳育児中はどうしてもストレスがかかってしまいやすいものです。
そこで、ストレスを溜め込んでしまう前に、こまめに発散していくことが必要となります。
ストレスの解消方法はいろいろとありますが、育児中のストレスにはやはり、
「パパやご家族の方に赤ちゃんを見ていてもらってひとりの時間をつくること」が有効です。
カフェでゆっくりお茶を飲んだり、美容院で綺麗にしてもらったり、
ひとりカラオケでストレスを吹き飛ばすのも良いですね。
出掛けなくても、赤ちゃんを見てもらっている間にまとまって眠ったり、
お風呂にゆっくり浸かるのも母乳の出が良くなりますし、母乳育児中のストレス解消にはうってつけです。
また、母乳が出にくいことがストレスとなっている場合には、
そのことからさらに母乳が出づらくなったりと悪循環に陥ってしまうおそれがありますので、
「絶対に完全母乳で!」と思いつめず、
「出なくなったらミルクを足せば大丈夫♪」と肩の力を抜いて、
できるだけ気楽に構えるようにしましょう。
☆私が実際にしていた母乳育児中のストレス解消法
私は下の子がつい最近卒乳したばかりなのですが、
母乳育児中にはやはりストレスが溜まったこともありました。
私の場合は体の疲れからストレスがきていましたので、
睡眠時間を増やしたり、横になる時間をつくることがストレス解消につながりました。
具体的には、夜中の授乳が頻繁でつらかった時期に「夜間断乳」のことを知り、
生後10ヶ月頃に実行してみました。
夜間断乳とは、その名の通り夜間だけ断乳をすることで、
昼間は通常通りに母乳育児を続けることができます。
最初の2日間は夜中に泣いても母乳に頼らずにあやすのが大変でしたが、
3日めからは朝まで起きずに眠ってくれるようになり、
私もまとまって眠ることができるようになって、体がかなり楽になりました。
また、私は必ずと言って良いほど疲れが溜まると乳腺炎になっていましたので、
日中も時間を見つけて少しだけ横になる習慣をつけました。
赤ちゃんのお昼寝中は家事をしたりとやりたいことがたくさんありますが、
5分間だけでもしっかり横になると、体の疲れが大分違いますので試してみて下さい。
なるべく疲れを溜めないようにすると、心にも余裕が持て、
ストレスに押し潰されずに済みます。
以上、ストレスの解消方法をいくつかご紹介させていただきましたが、
元来ストレスの解消法は人それぞれ違うものだと思います。
この記事を参考に、ご自分に合った方法でストレスを発散し、溜め込まないようにして下さいね!