おっぱいが痛むママへ〜授乳中「ツーン」の痛みは黄信号!
授乳していると痛いかも…気になるおっぱいのトラブル
母乳育児をしていると、避けて通れないのがおっぱいのトラブルです。
今まで以上におっぱいのケアに気をつけている方も多いかと思います。
そんな中、授乳中に「ツーン」と感じる痛みが気になったことはないでしょうか?
我慢できないほどの痛みではなくても、
痛みや違和感があると気になってしまいますよね。
本記事では、そのような痛みについて、
考えられる原因などについてご紹介します。
そのツーンの痛み、ホルモンが関係している??
授乳中に「ツーン」と感じられる痛みは、
多くの場合は「オキシトシン反射」と呼ばれる催乳感覚です。
授乳中に感じられるのは、赤ちゃんがおっぱいを吸うと
母乳を分泌するために刺激が走るためです。
母乳には「プロラクチン」「オキシトシン」という2つのホルモンが大きく関わっています。
プロラクチンは母乳の生成、
オキシトシンは母乳を乳管から押し出す射乳を促す働きがあり、
いずれも赤ちゃんがおっぱいを吸っている時に分泌されます。
オキシトシンが分泌されると母乳をおっぱいから外に出す作用が働き、
赤ちゃんが母乳を吸う手助けとなります。その時の感覚が
、「ツーン」とした痛みに感じられているのです。
この痛みの度合いや感覚には個人差がありますが、
乳腺が発達している人の方が強く感じやすいと言われています。
オキシトシン反応は対処は必要?おっぱいトラブルを避けるには?
オキシトシン反応による痛みであれば、基本的に問題はありません。
授乳中に痛みを感じる人が多いようですが、人によっては授乳前にも感じられます。
しかし、すべての痛みがオキシトシン反応によるものとは限りません。
おっぱいのトラブルをなるべく避けるために、痛みを感じたら、
まずはおっぱいの様子をチェックしてみてください。
もし、乳頭に傷などができて痛みを感じているようであれば、
乳頭を清潔に保ち、乳頭ケア用のクリームやオイルなどで保湿しておきましょう。
また、おっぱいの痛みには乳腺炎の心配もあります。
我慢できないほどの痛みが続いたり、おっぱいの腫れ、発熱、倦怠感などが見られたら、
まず病院や母乳外来の受診をおすすめします。
悪化する可能性があるので、自己判断での処置は控えましょう。
おっぱいのトラブルは放っておいて改善するものではないので、
早めのタイミングで診察を受けてくださいね。
小さなことでも相談を!〜ママの身体も大切に〜
特に初めての育児をしているママは、どんなに小さなことでも
赤ちゃんや自分の身体に変化があるととても心配になってしまいますよね。
子育てにおいては、些細なことでも変化に気づくことはとても大切なことだと思います。
今回ご紹介したオキシトシン反射が原因である痛みであれば心配はありませんが、
少しでも違和感があったり体調に変化があった場合には、
一人で解決しようとせず病院や母乳外来で相談しましょう。
乳腺炎などのトラブルは、発見が早ければ早いほど
症状も軽いまま治癒することができます。
原因のわからない不調は決して放置したりせずに、
早めに対処するようにしてくださいね。
大切な赤ちゃんを元気に育てるには、
できるだけ重いトラブルなくママが健康でいることが一番です。