産後の乳腺炎を予防するためには!母乳量がどのくらいが適当?
産後の乳腺炎と言えば、母乳育児をしている多くのママにとって怖い病気ですが、赤ちゃんにあげる母乳量も関係しているのでしょうか。
赤ちゃんの母乳の飲み方には、本当に個人差がありますよね。
ちょこちょこ飲みをして1時間もしないうちに起きてしまう赤ちゃんもいれば、一気にたくさんの母乳を飲んでぐっすり眠ってしまう赤ちゃんもいます。では、赤ちゃんの母乳の飲み方について見ていきましょう。
・完全母乳の場合は、基本的にはどれだけ母乳をあげてもOK!
生後1ヶ月の赤ちゃんは一度母乳をあげても、2時間以内のうちに目を覚まして再び母乳を欲しがることが多いものです。なので、1日に10回以上授乳をしている人でも、「与える母乳量が多すぎたりしないかな?」と心配する必要はありません。
ただ、授乳時間は左右5~10分ずつ、合計20分以内になるようにして、産後の回復中の体に負担をかけないよう注意しましょう。授乳の途中で赤ちゃんが寝てしまう場合には、乳腺炎を予防するために適度に搾乳しておくと良いでしょう。
あくまでも目安に過ぎませんが、生後2ヶ月以降の赤ちゃんは少しずつまとめて睡眠を取れるようになり、授乳間隔が空く時間帯ができることもあります。もちろん、授乳間隔、授乳回数には個人差もあって、生後3ヶ月以降も尚10回以上授乳が必要になるママもいます。
でも、「1日の授乳回数は8回以内でないと駄目!」なんて言うことはありません。母乳はカロリーが少なく満腹感を得にくいので、欲しがるだけどんどん赤ちゃんに与えましょう。
・ミルクを与える場合には、体重を測って足しすぎに注意!
産後、乳腺炎にかかる危険性が高い時期と言えば、母乳とミルクの混合にし始める時が挙げられます。
母乳だけを与えている時は、母乳量はそれほど気にしなくても良いのですが、ミルクの足し方には十分に注意が必要なのです。
ミルクはカロリーが高く、うっかり足しすぎてしまうと、体重を増やしすぎて肥満児になってしまう危険性があるのです。肥満になると、体の重みで首据わりやハイハイ、一人立ちなどの体の成長に期間がかかってしまうことがあります。