乳腺炎の状況判断|今は冷やすべき?温めるべき?
多くのママ達が経験している乳腺炎。
鋭い痛みや鈍痛を伴ったり、高熱に見舞われることもあります。
ならないように気を付けていても、もしなってしまったら、
冷やすの?温めるの?どちらがいいのでしょうか?
間違って対処して悪化しないようにするためにも、考えていきましょう。
乳腺炎のメカニズムから考える「冷やす・温める」
母乳は、乳房に放射線状に広がる乳腺を通り、出てきます。
その母乳の通り道である乳腺にしこりができ母乳が滞ると、炎症を起こします。
これは、乳房が石のようにカチコチに張ったり、
熱を帯びることで表に出てきます。
ですから、炎症の起こっている乳房も、冷やしてあげることが大切です。
温めると、痛みが強まるように感じるので、
痛みにも冷やすのが効果的です。
冷やすにしても、急激に冷やすと、冷えすぎて母乳の流れが良くならないので、
逆効果になります。ゆっくりと熱を下げることが大切です。
熱がある間は、体を温めてしまう入浴も避けた方がいいです。
乳腺炎になる原因には、冷え、日頃の食生活、生活習慣、
授乳の仕方といった様々なものが考えられます。
乳腺炎になったら、温めるのはNG!ゆっくり冷やす!
乳腺炎を発症し、熱を帯びていたら、乳房を冷やします。
この時に使うのが、ジャガイモやキャベツ。
これで自然の湿布を作り、じんわり優しく冷やすのです。
ここで決して保冷剤なんて使わないこと。
保冷剤では、冷やしすぎになって、母乳の流れがもっと停滞し逆効果です。
熱を確実に無理なく取り去るには、おうちにある材料が一番。
ジャガイモ湿布は、ジャガイモ1個の皮をむいてすりおろし、
酢2~3滴、小麦粉を混ぜて耳たぶの固さにします。
これをガーゼに包みます。キャベツ湿布は、軸の部分を取り除くだけ。
これらを乳輪、乳頭を避けて張った乳房に当てます。
なんとも簡単でしょう。おうちに常備していることの
多い材料でできるというのが、本当に助かりますね。
温めるのはまだ、まずは冷やすことで乳腺炎に対処しよう
乳腺炎になったら、ジャガイモ湿布やキャベツ湿布で
じんわりと優しく冷やしてあげましょう。
ジャガイモをすりおろすのが面倒なら、キャベツ湿布にしたらいいですし、
どちらか用意しやすい方を選べばいいのです。
キャベツがなければ、冷蔵庫に葉物野菜はありませんか?
白菜でも小松菜でも、やらないよりはいいですよ。
すぐに買いにいけなくても、ひとまず熱を下げるための対処法ですから、
代わりになりそうなもので試してください。
保冷剤しかない場合でも、タオルでくるんで
じんわり冷たさが伝わるようにしましょう。
熱が下がれば、肩や首回り、足元が冷えないように温めることを心がけます。
冷たい飲み物の飲みすぎも要注意です。乳腺炎では、まず冷やし、次に温める、が基本ですよ。