乳腺炎の以外な原因!実はあなたは「水分不足」
乳腺炎の原因は色々とありますが、
そのひとつに「水分不足」があるのはご存知ですか。
母乳過多のママさんや知識のあるママさんは、
「水分をたくさん摂ると母乳がつくられすぎて詰まってしまうのでは?」
と疑問に思うはずなのですが、どうやら水分不足も乳腺炎には大敵のようなのです。
今回は、そんな乳腺炎と水分不足の関係について見ていきたいと思います。
水分不足になると?
なぜ水分不足が乳腺炎につながるのでしょう。
それは、母乳が血液からできていることと関係があります。
血液は、赤血球などの「血球」と、液体部分である「血漿」からできています。
水分が不足してしまうと、液体である「血漿」の量が減ってしまい、
「血球」の割合が多くなります。
そうなると、血球どうしがくっついて集まってしまったりして
血液の流れが悪くなり、血液がドロドロの状態になってしまいます。
母乳は血液からできていますので、血液がドロドロであれば当然母乳もドロドロになり、
狭い乳腺では簡単に詰まってしまいます。そうなればもう、乳腺炎へまっしぐらです。
乳腺炎時の水分摂取量を調節しよう
母乳分泌過多のママさんは、母乳をつくりすぎないように
「水分は1日2リットルまで」など水分摂取量を制限されることがありますよね。
これは、冬の寒い時期や春や秋の気候が良い時期であれば良いのですが、
夏には注意が必要です。夏場は気温も上がり、汗をたくさんかきますので、
体から水分が出て行ってしまう量も多いです。
そこに水分の摂取を制限してしまったら、
水分不足になってしまって乳腺炎の危険が高まるのはもちろん、
脱水症状の危険もあります。
夏場の水分の制限量はあくまでも参考程度にして、
ご自分の母乳や胸の状態と、尿の量をよく観察し、
臨機応変に水分の量を調節できると良いですね。
乳腺炎の「水分不足」対策法
水分不足の対処法はとっても簡単で、こまめな水分補給を心掛けるだけです。
特に、夏の暑い日、お風呂上がりや、起きてすぐなどは水分不足になりがちですので、
意識して水分補給をするようにしましょう。
ただし、前述した通り、母乳分泌過多のママさんは
ご自分で上手に量を調整する必要があります。
また、水分補給とはいえど、甘いジュースは糖分で血糖値が上がってしまうので避けます。
お茶も飲みやすくて良いのですが、利尿作用があるため、水分不足の時にはあまり向きません。
水分不足の時にはミネラルウォーターや低カロリーのスポーツドリンクが適しています。
そして、できれば、母乳のためにも体を冷やしすぎないように
「常温以上でなるべく温かいものを飲む」ように気をつけてみて下さい。
水分を上手にとって水分不足を防ぎ、乳腺炎を予防しましょう!