【授乳ローテーションで防げ】乳腺炎でしこりのできやすい場所ワースト3
皆さん、授乳はどのような体勢で行っていますか?
赤ちゃんの授乳というと一般的なのが「横抱き」または「縦抱き」ですが、
いつも同じ体勢での授乳になっている人は乳腺炎になりやすいのです。
乳腺炎の症状である「しこり」を作らないための抱き方と吸わせ方
について調べてみました。
「しこり」のできやすい場所とできるわけ
乳腺炎は、乳管が詰まり乳腺に母乳が溜まって炎症を起こす病気です。
母乳が溜まったところはしこりになり、圧迫されて痛み、炎症で熱を持ちます。。
私が乳腺炎になった場所は、右の乳房の内側の上部でした。
カチカチになった私の胸を見て、助産師さんは「あ~ここね、なりやすいのよ~。」とおっしゃいました。
乳腺は乳房のなかで360℃放射線状に広がっています。
だからしこりはどこにでもできる可能性があります。
しかし実際は、しこりは「脇側の下部」と「内側の上部」ができやすい場所だそうです。
なぜなら赤ちゃんが吸いにくいから。
赤ちゃんの吸う力は下唇側が最も強く、次に上唇側が強いです。
いつも同じ体制で吸わせていると、吸いの弱い乳管に母乳がたまりしこりになってしまうのだそうです!
確かに当時、基本の横抱きばかりで、しかも左の乳房のほうが、母乳がよく出たので右はあまり吸わせていなかったのです。
授乳はしこりのある場所を重点的に!
乳腺炎の治療はとにかく赤ちゃんに吸わせること。
それも効果的に吸ってもらうことが大切とのことでした。
まずしこりのある方角に赤ちゃんの下唇が向くように授乳する。
・・でも私の場合、内側の上部ですから、下唇が来るようにすると赤ちゃんひっくりかえります。
やりにくいですが赤ちゃんを仰向けに寝かせて、
上から覆いかぶさるようにして授乳すればできなくもなかったです。
でも「無理なら上唇の方角でもいいよ」と助産師さんは言っていたので、
あとからはフットボール抱き(赤ちゃんの身体が脇にくるような体勢)で授乳しました。
フットボール抱きは、下唇が脇側にきますので脇側のしこりを吸うのにも丁度いい体勢ですね。
赤ちゃんの下にクッションやタオルケットを敷くと高さ調整できてやりやすいです。
普段から「横抱き」「縦抱き」「フットボール抱き」そして「添い乳」をローテーションすれば
まんべんなく吸わせることができて、しこり予防にもつながります。
しこりの解消法 授乳のコツと対処法
しこりをとるためには、授乳しているときしこりを乳首に向かって指でじわ~っと押して
中に溜まった母乳が出るように促します。するとしこりが小さくなるのも早いです。
普段の授乳でも、おっぱいを底から持ち上げるように支えて授乳すると、
下に溜まった母乳が吸われてしこり予防になるそうです。
しこりがあるときは、授乳はいつもより頻回にします。
時間が空きすぎないよう、夜中も2~3時間ごとに授乳しました。眠かったけど治るまでと我慢がまん・・・。
しこりができているときは一切締め付けないこと。
私はカップ付きキャミソールか、締め付けない授乳ブラで過ごしていました。
なんならノーブラでも良いと思います。
で、しこりが熱を持っているなら冷やす。なるだけ安静にして横になっておくことも大切だそうです。
へたに動いて身体が温まると悪化するので寝てなさいと言われました。
乳腺炎になってもしこりが膿になる前なら、赤ちゃんに吸ってもらって回復できます。
痛くてもなんとか吸ってもらって酷くなる前に治していきましょう。