「乳腺炎」での恐ろし~い切開手術とは・・・
「乳腺炎」も初期の段階から最終的には切開手術と症状は様々です。
切開手術にいたる経過と詳細を知ることで、悪化をしないように対処することがいかに大切かを考えてもらえたらと思います。
切開手術はとにかく痛い、
そして傷が残ることもあるのですから。
「乳腺炎」が進行すると
「乳腺炎」も初期の段階であれば症状も軽く、
マッサージや授乳を続けることでわりと早く改善します。
しかし、乳房のひび割れから中に細菌が入り込んで
感染を起こす急性化膿性乳腺炎には気を付けなければいけません。
急性化膿性乳腺炎が進行して化膿した場合は完治までに時間がかかります。
特に膿が溜まって乳房内に腫瘍ができてしまった場合は、
切開して膿を取り出す処置が必要です。
治療中、授乳は止めるのが普通です。
切開手術の詳細と費用
「乳腺炎」の切開手術とは、乳房に局部麻酔をして切開して中の膿を取り出す手術です。
手術の流れとしては、まずエコーで中の膿の様子や溜まっている場所を確認し、切開部分にマーカーで印をつけます。
その後、局部麻酔を注射し、先ほど印をつけた部分を切開して小さな穴をあけ膿を絞り出します。
それでも治りが悪い場合は、ドレーンと呼ばれる細い管を切開部分に装着し、しばらくの間そこから膿を除去します。
費用は薬代を入れても一万円もしないようです。保険適用内なので、手術といっても高額になることはまずありません。
切開手術~完治まで
基本的に手術は日帰りですが、切開をしているので術後は抗生物質の点滴をして、しばらくは傷の消毒とその点滴のために毎日通院しなければなりません。
授乳中の人は、経過により医師の指導のもと授乳を再開させることができます。抗生物質などの薬も授乳中でも差支えないものを処方されるでしょう。
人によっても様々ですが、完治までの期間は早い人で約2週間、平均的には約1カ月かかるようです。切開をして穴をあけた部分にしっかり肉が盛り上ってくるまでに、だいたい1カ月ほどです。
「乳腺炎」が悪化しないように早めの対処が重要であることを理解している人は増えてきています。
しかし、実際に悪化して切開手術となったときに少しでも不安が解消されるように担当医師ときちんと意思疎通をして、母乳育児を続けていきたいという意思をしっかり伝えましょう。