比例している?!授乳間隔の開きと乳腺炎
母乳育児中、赤ちゃんを旦那さんやご両親に預けて
用事を済まさなければならないこともあるかと思います。
赤ちゃんと離れている間、授乳の間隔が開いてしまうと、
胸がパンパンに張って痛くなってしまいますよね。
下手をすると、そのまま乳腺炎になってしまうことも……。
また、外出先で母乳が漏れてきてしまったら大変なので、
頃合を見計らってどこかで搾乳をしなければいけないこともあります。
今回は、そんな困った授乳間隔の開きと搾乳などの対策法について見ていきたいと思います。
授乳間隔が開きすぎると……
授乳間隔が開いてしまう時は結構あるものですよね。
外出する用事の際はもちろん、赤ちゃんが少し大きくなってくると
夜の間も授乳の間隔が開いてしまって、
朝起きた時にはガチガチになってしまっていたりします。
授乳の間隔が開きすぎてしまうと、
母乳も溜まりすぎてしまってしこりができ、乳腺炎になってしまうことがあります。
また、産後間もない頃には、まだ赤ちゃんの飲む量と母乳がつくられる量のバランスが
取れておらず、飲み残してしまった母乳が溜まってしまって乳腺炎になることもあります。
乳腺炎の危険はもちろんですが、母乳を溜めっぱなしにしていると、
体が「母乳が余っているから作るのを減らそうかな」と判断してしまい、
母乳の分泌量が落ちてしまうという心配もあります。
間隔が開いてしまうときの対策法
授乳間隔が開いてしまうときの対策としては、やはり搾乳が一番です。
ただし、搾乳は頻度と量が肝心で、やみくもに絞り出せば良いというものではありません。
授乳間隔が3~5時間以上開いてしまう時や、
張りすぎて痛くてたまらない時に少しだけ楽になる程度、
圧抜き程度に絞ることが大事です。
あまりにも高頻度でたくさん絞りすぎてしまうと、
体が母乳が足りていないと勘違いし「もっと作らなくちゃ!」と母乳量を増やしてしまい、
余計につらくなってしまいます。
また、夜にまとまって寝てくれる赤ちゃんの場合、
ママも寝られるのはとてもありがたいことなのですが、
乳腺炎のことと母乳の分泌量を考えると、やはり3時間おきくらいに授乳をするのが一番良いです。
赤ちゃんがそのくらいの間隔で自然に起きてくれれば良いのですが、
まとまって寝る子の場合には、夜中に3時間ごとに目覚ましをかけて
授乳を頑張っているママさんもいらっしゃいます。
大変ですが、生後1年くらいまではなるべく夜中も
授乳間隔を開けすぎないように頑張りたいですね。
私の体験談
私の場合、特にふたりめの時は、産後間もなくから母乳の分泌量が増え、赤ちゃんの飲む量とのバランスが取れていないときはとても大変でした。
また、ちょうど上の子の幼稚園の面接の時期だったので、退院後すぐから赤ちゃんを預けて外出しなければならず、少し間隔が開いただけでもすぐにガチガチに張ってしまい、なぜかわきの下に副乳もできて、副乳まで腫れてとても痛かったことを覚えています。
急いで帰って、赤ちゃんにいっぱい飲んでもらった時の開放感と爽快感は最高でした。
バランスがとれるまでは搾乳も少しずつしていたのですが、搾乳した母乳は捨てずに市販の母乳パックなどに入れて冷凍しておくと、後々パパに赤ちゃんを預けなければならないときなどに便利です。
しばらくして需要と供給のバランスがうまくとれるようになると、間隔が多少開いても張らずに済むようになりました。
赤ちゃんがたくさん飲めるようになるまでの辛抱ですので、それまでの間は、授乳間隔や搾乳頻度に気をつけて上手に乳腺炎を予防して下さいね。