「きついブラジャー」が乳腺炎の原因に!?授乳に良いブラジャー3つのポイント
出産後、授乳育児が始まっても妊娠前のブラジャーをそのまま使っていませんか?
「ちょっときついけど買いに行く時間も無いし、ま~いっか!」なんてことやっていませんか?
実はこれ、おっぱいが圧迫されて乳管がつまり、
乳腺炎のなるきっかけを作ってしまう行為なのです!
授乳中のおっぱいはとてもデリケート。
ブラ選びもとても大切な要素です。
ブラジャーで起こる胸部圧迫について考えてみました。
ブラジャーで起こる「胸部圧迫」
乳房は妊娠中から大きくなりはじめ、出産後、本格的に母乳育児が始まると乳腺はますます発達し大きくなっていきます。
きついブラジャーをすることで、乳房は圧迫され乳腺を締め付けて傷つけてしまいます。
また、脇のよこの締め付けによって血流がわるくなり、つまりやすくなってしまうのです。
母乳育児をしていると、母乳が溜まって赤ちゃんが吸って・・・の繰り返しで、
乳房は大きくなったり小さくなったりします。
そんな時、硬いブラジャーをしていると、乳首を擦って傷つけたり、
張ったとき胸部圧迫になったり、授乳の度にずらしておっぱいをあげるのも一苦労。良いことありません。
ブラジャーを選ぶときの3つのポイント!
授乳中は普段とは「おっぱいの使い方」が全く違う!ということを念頭に置いてブラジャーを見直してみましょう。
- 脇が広いものを選びましょう。授乳中はとにかく締め付けが少ないものを選ぶのがポイントです。脇が広いものは血流を妨げないので授乳中に向いています。
- ノンワイヤーのものにしましょう。ワイヤー入りは胸の底を締め付けます。それに添い乳する時、ワイヤーが谷間に刺さってすっごく邪魔です。ノンワイヤーで生地も柔らかめのものがいいでしょう。
- カップが大きめのものにしましょう。ハーフカップのものは胸が張ったとき下手したら乳首がこぼれます(汗)。乳房全体を包み込む形のブラジャーを選びましょう。
マタニティグッズのコーナーなどで、授乳用ブラも販売されています。
締め付けも無いし授乳しやすいようにクロスオープンタイプやプロントホックタイプもあって便利です。
私も授乳中は授乳用ブラを使い倒しました。ぐいっとはだけるだけで授乳できてとても楽でしたよ♪
妊娠前~妊娠中のブラはサイズも変わってしまって全滅したので、何枚か買ってローテーションで乗り切りました。
ブラパッド付きのキャミソールも授乳中ブラとして使えます。
こちらも2~3枚持っておくと夏場などとても重宝します。
ブラジャー以外も気を付けたい乳腺炎の原因になるもの
「おんぶひも」も胸部圧迫で乳腺炎の原因になることもあります。
おんぶひもって胸の中心でクロスしていますよね。長時間その状態で赤ちゃんをおんぶし続けると、乳房にもダメージを負ってしまいます。
産後補正下着もよくありません。
産後の体系を戻さなきゃ!と焦る気持ちはわかりますが、補正はお腹付近のみにして、胸部は解放しておきましょう。おっぱいの補正は卒乳後でも遅くありません。
シートベルトも実は圧迫しています。
普段はさほど感じませんが授乳中に長い時間車に乗り続けるとしこりができることもあります。長距離移動の時は、こまめに休憩をはさみましょう。