古い母乳のつまりが原因のしこりの取り方2選
「なんだか胸がチクチク痛いと思っていたら、しこりができていた!」
ということが、授乳中にはよくあります。
しこりができると痛いですし、
痛みがなかったとしても、なんだか気になりますよね。
そこで今回は、授乳中に多い、乳腺のつまりによるしこりの取り方について
見ていきたいと思います。
☆しこりの取り方その1・赤ちゃんに飲んでもらおう
授乳期にできるしこりのほとんどが、赤ちゃんが飲み残してしまった古い母乳が乳腺につまることによってできるものだと言われています。
そのため、しこりの中身である古い母乳を出しきることができれば、しこりを解消することができるのです。
古い母乳を出すためには、まずはつまりを解消しなければなりませんが、一番効果的だとされているのが「赤ちゃんに吸ってもらうこと」です。
このときのポイントは、赤ちゃんにいろいろな角度から飲んでもらうことです。
つまっている乳腺は、普段の授乳では赤ちゃんがうまく吸えていない場所にある可能性が高いので、
いつもは行わない授乳体勢で飲んでもらうようにします。
普段は横抱きで授乳なさっている方は、赤ちゃんの頭の位置を逆にしてみたり、
縦抱きで真正面から吸ってもらうのもおすすめです。
参考: 乳腺炎予防に|新生児のフットボール抱きは楽?きつい?
いつもとは違う角度から吸ってもらっているうちに、つまりやしこりが解消されることが多いですよ。
赤ちゃんのおっぱいを吸う力も十分強いのですが、裏ワザとして、より吸引力の強いパパに吸ってもらうという方法もあるようです。
なかなか取れないしぶといつまりの場合には、パパに頼んでみるのも良いかも知れませんね。
☆しこりの取り方その2・自分で圧迫してみよう
つまっている古い母乳の味は美味しくないので、赤ちゃんが嫌がって飲んでくれない場合があります。
また、赤ちゃんが吸ってくれたとしても、なかなかつまりが取れないこともありますよね。
そんなときには、自分の手で乳頭をいろいろな角度から圧迫してみましょう。
乳頭の先をよく観察すると、白い点のようなものが見えることがあります。
最初からある場合と、圧迫しているうちに見えてくる場合とがありますが、
白い点を見つけたら、白い点が浮き上がったり、その場所から母乳がにじみ出てくるポイントを探して圧迫します。
圧迫ポイントを押して、点の部分から母乳を出し続けると、急につまりがとれてシャワーのように母乳が吹き出してきます。
初めてだとその勢いに驚きますが、体も一気に楽になり、とても爽快感がありますよ!
参考: 激痛を感じるほどの乳腺炎!プロの母乳マッサージを受けた方が良い?
注意点は、胸を触る前には必ず手を洗うことと、白い点を爪でひっかいたり、針などで刺さないことです。
乳頭の傷口からばい菌が入ってしまうと、化膿性乳腺炎になってしまうおそれがあるためです。
また、赤ちゃんに飲んでもらったり、自分で圧迫してみてもつまりやしこりが改善しない場合には、
無理をせず、助産師さんなどプロの方におっぱいマッサージをしてもらうようにして下さい。
つまりやしこりを早めに解消して、症状が悪化するのを防ぎましょう!