【恐ろし~い】炎症を繰り返す肉芽腫性乳腺炎。気になるその症状と原因、治療法

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肉芽腫性乳腺炎はあまり聞かれない病気ですが、

授乳中以外でも発症する乳腺炎です。

 

あまり症例のない稀な乳腺炎ですが、

一度かかってしまうと何度も炎症を繰り返し膿がでる難治性の厄介な病気です。

 

20歳から60歳前まで幅広い年代での発症例がありますが、

経産婦が授乳期間後、何年も経ってから発症することが比較的多いようです。

 

「肉芽腫性乳腺炎」とはどんな病気なのでしょうか?

原因や治療法などを調べてみました。

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肉芽腫性乳腺炎の症状とは?

乳腺炎と同じく、乳房に乳腺が炎症を起こして「しこり」が出来ます。

乳房が徐々に張って痛み、発熱、乳房が炎症で赤くなる、膿がでるなどの症状があります。

 

また、関節痛や膝下~足首に触ると痛みのある赤い痣ができる(欠節性紅斑)

などの症状も出てきます。こうなると生活にも支障が出てきますよね。

 

感染や乳管のつまりでの乳腺炎が、溜まった膿や乳が大量に出ると快方に向かうのに対して

肉芽腫性は膿が出ても炎症が収まらず良くならないのが特徴です。

 

しこりである「肉芽」がなくならないと何度も炎症を起こし再発します。

良性の肉芽ですが、膿が溜まりすぎると敗血症の恐れも出てくるので

早めの治療が大切になります。

 

症状は人それぞれで、腫れやしこりが数か月にわたり感じられた後に膿がでたり、

紅斑や痛みはあるけれど膿はなかったり、すべての症状が出るわけではないようです。

 

難治性、と聞くとちょっと怖いですが肉芽が癌などの腫瘍と違い良性で、

命の危険はありません。そしてキチンと治癒しますので安心してください!

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肉芽腫性乳腺炎の原因は?

肉芽腫性乳腺炎は「自己免疫性疾患」が関係していると言われていますが、

症例が少ないため原因はよくわかっていないようです。

 

自己免疫性疾患とは、免疫は普段、体に入ってきた異物を排除する為に働くわけですが、

自分の体を異物と勘違いして攻撃してしまう疾患です。

自己免疫性疾患は膠原病やパセドウ病の原因でもあります。

 

授乳・ストレスなどでのホルモンバランスの崩れや何らかの感染症、

飲んでいた薬の影響で自己免疫疾患に陥り、そこから肉芽腫性乳腺炎へ変化すると思われます。

 

症例の少なさから、乳がんや結核と間違われたり、

専門機関以外の病院だと適切でない治療を受けることになったりするケースもあるようです。

肉芽腫性乳腺炎の治療法は?

基本的には膿を出しつつのステロイド治療になるようです。

感染症ではないため抗生物質は炎症を抑える程度にしか効かないのであまり使われません。

 

ステロイドで肉芽を小さくして、そのままなくなるか、

またはなくならなければ切除手術をすることになります。でもたいていはステロイドで治癒するようです。

 

専門家によってはステロイドも使用せず、

膿を出しながら患部を清潔にし、

対処療法で肉芽が収まるのを待つ治療をするところもあるようです。

 

症例が少ないので治療法も確立していないようですね。

納得のいかないときはセカンドオピニオンを受けて、自分の納得のいく治療を選択するといいでしょう。

 

もし妊娠中にかかったとしても治療は可能ですが、

授乳は膿がでるので完治してからのほうが良さそうです。

完治すれば授乳も問題なく行うことができますよ。

 

完治するのに数カ月~2年半ほどかかるようです。薬を飲んですぐ良くなるわけではなく長く付き合わなければならない病気です。

 

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